木原雅子、木原正博、国友隆一他.地方自治体における青少年エイズ対策/教育ガイドライン-若者の性行動の現状とWYSHプロジェクトの経験
厚生労働省の依頼で2007年に作成したガイドラインで全国配布されました。フルカラー。感染症伝搬の理論、データに基づく現状の社会的分析、WYSH教育の理論と実践(ポピュレーション戦略、ハイリスク戦略)の成功事例が記載されています。
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木原正博、木原雅子他。地方自治体のエイズ啓発プログラムのためのガイドライン
上記と対で2006年に作成したガイドラインで、質的方法、量的方法、健康行動理論、ソーシャルマーケティングをどのように使っ対策プログラムを開発するかを解説したもの。上記ガイドラインの理論的基礎となるもの。
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3. 木原雅子、木原正博.社会と健康を科学するパブリックヘルス(2)ソシオ・エピデミオロジー(社会疫学)-その方法論的特徴と実践例について. 日本公衆衛生雑誌 58: 58-61, 2011年 (*ソシオ・エピデミオロジー(社会疫学)の理論体系を解説したもの)
4. 木原正博、西村由実子、加藤秀子、木原雅子.先進諸国における早期梅毒流行の再興とその背景要因について.日本性感染症学会誌 22: 30-39, 2011年 (*将来の我が国における梅毒流行を警告したもの)
5. 木原雅子、木原正博.現代社会にはびこる「見えない精神的暴力」-その背景とし人間的つながりの希薄化.現代のエスプリ 511: 27-38, 2010年(*全国調査データに基づいて、若者の間にはびこる精神的いじめの実態、若者の精神構造とその背景を解説したもの)
6. 木原正博、木原雅子.エイズと行動変容戦略-その現状と課題.保健医療科学 58(1): 26-32、2009年(*世界的に「複合予防combined prevention」の重要性が指摘される中、ソシオエピデミオロジ―の意義を解説したもの)
7. 木原雅子.初等教育におけるWYSH教育の可能性について.初等教育資料 823: 72-75, 2007年(*性教育から始まったWYSH教育が人間基礎教育を土台とするものに進化した過程と初等教育における可能性を解説したもの)
8. 木原正博、木原雅子、Zamani S. 性的ネットワークと性感染症-その理論と日本の現状.日本医事新報 4284: 7-12, 2005年(*性的ネットワークの概念と我が国におけるネットワークの現状をデータに基づいて解説した論文)
9.木原正博、 木原雅子. エイズ問題が照射する日本社会の脆弱性. 世界 722:102-110, 岩波書店、2004年(*我が国社会におけるHIV/性感染症拡大の背景となる「脆弱性vulnerability」を警告した論文)
10. 木原雅子.青少年の性行動の現状とこれからの予防対策のあり方について-科学的予防(science-based prevention)の導入. 学校保健研究46: 149-154, 2004年(*性的ネットワークの概念を紹介し、WYSH教育の戦略を解説した論文)
上記以外の、木原雅子関係の和文論文(113編)については、こちらをご覧ください。