早稲田大学・先進・電生
坂内研究室の活動方針
研究室選びの際にご活用ください。
このページでは、早稲田大学の坂内研究室の一員として活動する上で、期待されることや研究室の活動に必要なツールについて説明しています。研究室配属の際にはぜひご一読いただき、活動方針が自分に合うかどうかご確認ください。
【活動指針】
坂内研究室では、下記の指針に基づいて活動しています。
行動目標(Vision Statement)
活発で創造力豊かに研究活動を行う。
存在意義(Mission Statement)
生物物理学・神経科学を活発に研究する集団を意識的に築き上げることを通して、基礎科学研究を発展させると同時に、研究力、創造力、共感力などを備えた社会の先導者を育成する。
行動指針(Core Value)
自らを律して、目標をもって自立して行動できる様になる
未知を恐れず、とりあえずやってみる、という冒険心をもつ
確かな研究力を身につけて、挑戦的な研究に取り組む
謙虚に学び、成長し続けることを心がける
オープンな精神と遊び心をもって、チームとしての力を生かす
人の立場を思いやる共感力を育み、全体の成長に貢献する
勇気をもって率先して行動を起こし、社会の一員として周囲を先導する.
【研究室構成員としての基礎】
○ 研究室に配属されるということは、研究室という社会の一員になるということです。
坂内研究室では、研究室社会の構成員として、 社会人の自覚をもって研究室の様々な活動に貢献することを期待します。
○ 研究室の構成員として、以下のことは守るべき約束です。
(1) はっきりと気持ち良い挨拶をする。
挨拶はコミュニケーションの基本中の基本です。外国では、気持ちよく挨拶することにより敵意がないことを確認し合う部分もあります。将来海外で活躍する状況を想定にいれて挨拶ができるようになりましょう。
(2) 共有空間は清潔に。共通のものを使ったら現状復帰が鉄則。
研究室・居室は皆で共有するスペースです。個人スペースは整理整頓をこころがけてください。
共通の場所(顕微鏡、クリーンベンチ、実験台)を使ったら、使う前の状況に戻す(現状復帰)が大原則です。
共通試薬等を補充する基準は「次の人がこの残量で実験できるか?」です。
実験機器の不具合を発見したり、あるは壊してしまったか?と思った時は、速やかに先輩や先生にお知らせください。
研究室の整頓・清掃、ゴミ捨て、試薬・備品の補充、研究装置のメンテナンス、研究室の電話対応は研究室構成員の大事な仕事です。これらは、研究のクオリティに直結するとともに、たくさんの人がみんなで研究活動を気持ちよく行うためにとても重要なことです。研究室全体が円滑に運営できるためにも、この様な仕事は是非、積極的に引き受けて下さい。たとえば、時間が空いている時にこのような仕事を早めに取り組んでいただけたら、先輩や先生方は負担が減ってより多くの時間をみなさんの指導に割ける様になります。
(3) 仕事を通じてリーダーとしての能力を磨く。物事の全体像を捉える力を。
早稲田大学の卒業生には、社会の中でリーダーとなることが求められています。リーダーとなるには、自分で考え、状況を見極め判断し、行動する能力、他者を思いやり、他者とうまくコミュニケーションをとる能力を磨く必要があります。その能力を磨く機会として、当研究室では、 「TA業務」「オープンキャンパスの支援」「公式ラボイベントの幹事」「学会運営の支援」などを割り振ります。これはただのバイトではなく、仕事を通じて物事の全体像を捉え、多くの人と強調的に働く能力を身につける「リーダー教育」の一環と捉えてください。指示待ち、受け身ではなく、状況を見極め適切 に行動できる力を養うために、これらの仕事も前向きに引き受け、自分の能力を高めてください。どうしても仕事ができない時は、適切なタイミングで断る、他の方にお願いするようにしてください。
(4) メンバーと適切なコミュニケーションを。
研究室の活動で最も基本となるのが「報連相」(ほうれんそう)です。研究室の一員として「報告」「連絡」「相談」は徹底して下さい。研究の専門的なことが分からないことはやむを得ない場合もありますが、良い大人がきちんと報連相をできない言い訳は、全くありません。
「報告」
報告とは、自分がきちんとやっていること、あるいは困っているということを周囲に知らせることです。仕事については基本的に「依頼者に完了を報告するまでが仕事」ということは肝に銘じてください。「あの件はどうなっていますか」と依頼者に確認の手間を取らせたら、その時点でアウトです。「誰々にメールを送る」という依頼の場合には、依頼者をCcやBccに入れれば、報告したことになります。これを怠ると、社会では「仕事をやったかやらなかったか分からない、典型的な使えない人」と見なされてしまいます。
また、来訪者や電話があったり、手土産等をいただいた場合にも、速やかに該当者に報告して下さい。報告とは義務を伴うものです。
困ったことがある場合や仕事でミスを犯してしまった場合、実験機器の不具合を発見したり、あるは壊してしまったか?と思った時は、速やかに先輩や先生に報告して下さい。
「連絡」
メールへの返信、行事への出欠、報告会・セミナーへの遅刻、TAなどの業務の遅刻などの連絡が滞りなく行われることは、研究室を円滑に運営する上で必須です。きちんと連絡がとれるかどうかは、人間として信用できるかの大事な指標になります。連絡はタイムリーに行って下さい。メールは原則、翌平日中までの返信を徹底して下さい(24時間ルール)。
連絡先の例
行事への出欠:幹事全員と、坂内、多田さん
報告会・セミナーへの遅刻:坂内、櫻木先生、服部先生(スタッフ全員)
TA遅刻:科目担当の先生、同じ講義を担当しているTA、実習の場合は実験室
「相談」
報告や連絡と異なり、相談は回答を必要とするものです。困った状況に陥ったり、どうして良いか分からない状況になったら、速やかに相談して下さい。最初は同級生や先輩に相談して、それでも解決できない状況だと分かったらすぐに、坂内やスタッフに相談して下さい。問題を無視したり放置すると、巨大な問題となってしまうことが常です。問題を大きくして、先生や先輩の手間を増やさない様にして下さい。
セミナー発表の中止、報告会・セミナーの欠席、TA業務の欠席は許可や周知を必要とする相談事項です。その様な事態が発生しそうな場合には、早めに相談して下さい。
【体調管理について】
研究室の構成員は、健康な状態で研究室の活動に関わることが期待されています。
体調不良の場合は、無理して研究室に来るのではなく、自宅でなるべく早く治すようにしてください。
モチべーションその他の面で研究室の活動に十分に参加できない状況が生じましたら、早めに坂内に相談して下さい。
理工の学生相談室はプロフェッショナルが揃っているので、安心して相談できます。
学生相談室(51号館1F、月〜金9:00~17:00、03 – 5286 - 3082)
【研究室で使う各種ツール】
通信手段
研究室では連絡用のメールアドレスは、wasedaメールのアドレスを用いています。
転送設定などをすることにより、このメールアドレスは、平日毎日確認して下さい。
LINE
研究室では主な連絡手段として使っています。
メールよりもメッセージが伝わったかがわかりやすいため、利用しています。
パソコンにも専用アプリをインストールしておくと便利です。
Google Drive
研究室では、ファイルの共有のためにGoogle Driveを利用しています。過去の資料を閲覧するために必須です。
Google Calendar
研究室の顕微鏡等の設備予約の際に使います。セミナーの予定等もこちらで確認できます。
共通の実験機器(顕微鏡1号機、2号機、解析用PC)については、こちらのGoogle カレンダーから予約を取ってください。
電話応対のしかた
社会に出ると(もちろん研究室でも)、きちんとした電話応対のマナーが求められます。
それを身につけるためにも、研究室の電話には積極的に応対してみてください。
【研究室の場所】
坂内研究室には、以下の居室があります。
TWIns C604室(居室)内線:703-3240, 3241、外線:03-5369-7315
TWIns S202室(実験)内線:703-3242
62号館B2-07A(西早稲田) 内線:73-3197、外線:03-5286-3162
その他、TWIns 3F「学生ラウンジ」や各階の顧問スペースも利用することができます。
それらを利用する際には、他の利用者も気持ち良く利用できる様に、清潔に保つようにしてください。
【ディプロマポリシー】
「どこまで達成したら学士・修士としての単位がみとめられるのか?」について、当研究室に関わる部分をまとめました。
【研究室で行うセミナー】
学期中、研究室では以下のセミナーが行われています。
卒業単位に参入される進捗報告会・ジャーナルクラブは必ず参加してください。
進捗報告会(卒業単位)
ジャーナルクラブ(卒業単位)
B4院試勉強会(春学期、参加自由)
各種自主セミナー(随時、参加自由)
詳しくは、こちらのリンクをご覧ください。
【研究室の1年】
本研究室の1年間の行事はだいたい、このような感じです。
応募するもの、学会の準備の参考にしてください。
【学生・大学院生の経済的支援】
奨学金のほか、RA、研究補助者としての勤務、また競争的資金があります。
詳しくはこちらのリンクをご覧ください。