バヌアツの子どもたちは
なぜ世界一 幸せなんだろう!
2025年7月30日 第45回バヌアツ独立記念日ナショナルデーに「ナバンガ・ピキニニ友好協会」が登壇し、活動紹介をさせていただきました
バヌアツの子どもたちは
なぜ世界一 幸せなんだろう!
私は2005年~2007年、南太平洋バヌアツ共和国に、JICAシニアーボランティア観光隊員として赴任しました。
協会名≪ナバンガ・ピキニニ≫のナバンガは「ガジュマル」の樹、ピキニニは現地語で「子ども」のことをいいます。「バヌアツ民話集」のタイトルでもあります。2015年のサイクロン「パム」の被災児救援のため、バヌアツ民話集を日本で翻訳刊行したことから、本会が発足し、民話集のタイトルを協会名にいただきました。
日本の子どもたちが、電気・ガス・水道のない村の生活体験を通し、バヌアツの子どもたちと交流することにより、子どもたちの目が輝き、笑顔があふれます。
澄み切った海で、色とりどりの魚と泳ぎ、砂浜を思いっきり駆ける。手つかずの自然と、ゆっくりと流れる時間のなかに、身を置くことで、日本のことがよくみえてきます。
バヌアツの子どもたちとの交流体験は、子どもたちの大きな財産となるだけでなく、世界に目を開いた若者につながります。そんな子どもたちが、これからの日本を良い方向に導いてくれると信じています。そんな子どもを育てます。
2024年8月1日 バヌアツ・ナバンガ ピキニニ友好協会
代表理事 仲 誠 一
本会代表仲誠一は、JICAボランティアとして、バヌアツ共和国に赴任。その時、仲はバヌアツの歴史小史「二つの石で一匹の鳥を殺す(原題To kill a bird with two stones)を日本語に翻訳し「二石一鳥」と題して、バヌアツ文化センターから2007年刊行しました。(国立国会図書館蔵)
2010年、仲は再びつれあい陽子とバヌアツを訪れ、『民話集※ナバンガ・ピキニニBook1(英語版)』を手にしました。つれあいの友達で民話集の監修者パウリン・グリンドリー女史の勧めもあって、仲はバヌアツ文化の根源を色濃く映すこの民話を翻訳し、バヌアツを日本に紹介することを考えました。
サイクロン「パム」の襲来
2015年3月、バヌアツをサイクロン(台風)「パム」が襲いました。
バヌアツの被害は甚大で、特に子どもたちが苦境に立っている事を知った仲は、バヌアツ民話集『ナバンガ ピキニニ』で支援金を作ることを考え、神戸南ロータリークラブから「ナバンガ・ピキニニ」日本語版を刊行する資金を得て、販売活動を開始。翌2016年9月1500部の収益233万円をバヌアツ・ポートビラ ロータリークラブを通じて被災児に届けました。
2006年イギリスのシンクタンク、ハッピープラネット インデックス(Happy Planet Index)によって、バヌアツが、世界一幸せな国に選ばれました。物質文明で満たされる幸せでなく、衣食住に困ることなくお互いが助け合い、自然に包まれて天寿を全うするバヌアツの生き方「もう一つの幸せ」を知りました。
2024年5月、イギリスのシンクタンク・ハッピープラネット・インデックスにより
世界150か国以上の中から、再度「世界一幸せな国」に選ばれました。
限られた環境資源を使って人間の幸福をどれだけうまく作り出したかを比較しています。幸せの度合いを従来の経済指標で測るのではなく、地球環境保護と気候変動対策のとりくみで、2度目の1位のランクを獲得しました。
上位10か国は
バヌアツ
スウエーデン
エルサルバドル
コスタリカ
ニカラグア
デンマーク
スペイン
パナマ
フランス
チリ
バヌアツへの観光客は年間1000人ぐらいで推移しています。
直行便のない南太平洋に浮かぶ楽園は、遠い国です。
手つかずの自然がいっぱい、日本とは異なった時間の流れるバヌアツ。
写真展・民具展・児童画展・講演会を福島、東京、富山、浜松、名古屋、神戸、福岡などで開催し、バヌアツの魅力を伝えてきました。
小学校への出前講座も宮城・東京・神戸・京都・姫路で実施、ぜひ、国際理解の授業の一コマを、バヌアツ紹介にご提供ください。
写真展・講演会・出前授業のお申し込みは、事務局までご相談ください。
📞 0798-71-3072 📤 vnabanaga_pikinini@yahoo.co.jp
★ バヌアツと日本の子どもたちの交流
★ 若者の海外旅行でない「海外体験」に寄与
★ 国際交流の促進、学校への出前授業
☆ Zoomでつなぐインターネット合同授業
★ バヌアツの観光促進に寄与
★ 絵画の交流を通じて、子ども間の異文化交流
★ バヌアツからの留学生のサポ―ト
We publish our bulletin "Pikinini News" four times a year and mail it to our members to provide them with the latest news about Vanuatu and the Association's activities.
Since the 9th issue in 2019, we have also published an "English version" and people in Vanuatu have been reading it. We are currently publishing up to the 31st issue [July 1, 2024].
年間4回機関紙「ピキニニ通信」を発行し、会員のみなさんに郵送させていただいて、バヌアツのことや本会の活動最新ニュースをお届けしています。
2019年第9号からは「英語版」も発行し、バヌアツの人たちにも愛読していただいています。現在第33号【2025年1月1日号】まで発行しております。