強磁場ミニバンクを作ろう!

強磁場ミニバンクを作ろう!

~組み立てて学ぶ、ポータブルパルス磁場発生の仕組み~

 

概要

強磁場実験に興味を持つ学生・研究者を対象とした体験ワークショップを行います。実際に強磁場ミニバンクを組み立てることで、パルス強磁場発生の仕組みを学んでいただきます。パルス強磁場実験には大型施設を必要とする印象がありますが、実際には個人レベルでも組み立てと有意な実験が可能であることを、実体験を通じて知ることができます。パルス強磁場が多くの人にとって身近になることで、強磁場科学の多彩な発展につながることを願っています。本ワークショップでは参加する学生が主体となり、最大で5台のミニバンク(40テスラ用)と5台のテーブルトップバンク(20テスラ用)を組み立てる予定です。(参加者数で台数は変動予定)

 

場所 電気通信大学 東6号館会議室801803807号室

日時 20231113 午後13:30(月曜日) 〜 1117 午後15:00(金曜日)

 

担当 池田暁彦(電気通信大学): a-ikeda@uec.ac.jp

講習内容(暫定的)


参加方法 リンク先から参加登録をお願いします。

https://forms.gle/xizVB5NS6E4gmCMr8


学生サポート 全日程に参加する学生に旅費宿泊費日当を支給します(最大10名程度)。

9/29追記学生サポートは締め切りました。学生14名のご参加予定をいただきました。ありがとうございます。


登録は直前まで受け付けますサポートを希望される方はお早めに登録願います。本講習は学術変革領域(A)1000テスラ科学のチュートリアルワークショップとして行います。作った装置は領域内の共用装置として使用予定です余剰の場合、領域外へも貸し出します。

このような装置を組み立てます。

← 1.92mF、1.1 kV、6 kA、最大20テスラ

→ 2.4mF、2 kV、34 kA、最大40テスラ

ワークショップは盛況のうちに終了しました。実際に8台のミニバンクを組み立てることができました。見本の2台と合わせて10台が完成しました。ご参加いただいた約30名の方々に感謝いたします。

最終テストまで完了し、さらにコイルの製作までを行うために2度目のワークショップを行いました。

 学変(A)1000テスラ科学 体験ワークショップ

「40テスラ強磁場ミニバンクを立ち上げよう! + ミニコイルを作ろう!」



先日、2023年11月13-17日で行った体験ワークショップ「ミニバンクを作ろう!」では30名を超える参加者があり、実際に合計8台のミニバンクを組み立てることができました。これらのバンクは高電圧テスト、高電流テストなどの動作テストを経て、適当なコイルと組み合わせることにより利用可能となります。また磁場発生に用いるコイルの製作も必要です。このために、下記の続編ワークショップを行います。前回参加いただいていない方にとっても有益な内容なので、ご参加の検討をお願いします。



日時 2024年3月25日 13:00-18:00

2024年3月26日 9:00-15:00

場所 電気通信大学 東6号館803号室

担当 池田暁彦(電気通信大学 基盤理工学専攻)


内容


① 強磁場ミニバンクの概要と仕組み

② 強磁場ミニバンクの高電圧テストの意義と実習

③ 強磁場ミニバンクの高電流テストの意義と実習

④ ミニコイルの製作方法と実習

⑤ ミニコイルの強磁場発生テスト方法と実習



参加方法 下記フォームより申し込みお願いします。

学生・若手研究者には旅費サポートをします。(5名程度まで)

https://forms.gle/t8a9WhNy9wBcJocn8



本ワークショップでは手作りした装置をテストしていきます。手作り装置なので必ず不具合や簡単なミスが見つかると思います。これらをライブで診断・解決していくことを体験します。これは、これからミニバンクを導入しようとする研究室のメンバーや、強磁場科学に関わる若手研究者、また、強磁場研究を検討する研究者にとって、有益な実習内容です。小規模なバンクだからこそ一通りの体験を短時間で得ることができます。強磁場装置を安全に利用するために必要な知識が得られます。

2回目のワークショップ盛況のうちに終了しました。前回組み立てた8台のミニバンクのうち、6台が最終テストまで終了し、さらに4つのミニコイルを製作しました。結局2023年度に組み立てた11台のバンクのうち、9台が稼働可能となりました。ご参加いただいた10名の方々に感謝いたします。