製作した機体を操縦するパイロットです。普段はトレーニングをしたり、他の班の手伝いをしています。
パイロットは、テスト飛行や鳥人間コンテストに必要な体力をつけるため、日々トレーニングに励んでいます。トレーニング内容は基礎的な体力づくりから、人力飛行機を駆動させるための実践的なものまで、事前に立てた計画の下、戦略的に実施していきます。食事についても気を配る必要があり、健康的な身体づくりが求められます。
パイロットの前歴は、競輪選手、バスケ部、野球部、登山部など様々であり、スポーツ経験者が多い印象です。人力飛行機の操縦においては、自転車を漕ぐような動作に加え、姿勢や操縦方法、そして周囲の環境を理解する事が求められます。これらの実践的な経験が必要な能力は、テスト飛行などを通じて学んでいきます。
トレーニングだけでなく、操縦する機体を熟知しておくことも大切です。そのため、他班との関わりを持つことも活動の一環となっています。他班の補助に入るのはもちろん、機体の骨組みを製作するコクピット班とは特に関わりが深く、自分の体に合った機体製作を指示することもあります。知識と身体能力共に求められることが、パイロットの大変な部分であり、やりがいを感じる部分でもあります。