昔の人びとは、土器や石器といったモノをどのように扱ったのでしょうか?

単純なようで奥の深いこのギモン。このギモンを解く大きな手がかりは、「現場」、すなわち「発掘調査現場」にあります。

令和3年度の東京都立埋蔵文化財調査センターの企画展示では、多摩ニュータウン遺跡群の「現場」を舞台に、モノが遺跡から出土したときの様子に目を向けてみます。「埋める」・「置く」・「大量」・「謎」という4つの視点から、「現場」に残された人びとの営みを体感してみましょう。

※なおこの企画展示では、「多摩ニュータウン」を「TN」と省略して表記しています。

TN No.72遺跡(八王子市堀之内)の「現場」のようす

縄文時代の竪穴住居跡が270棟以上も見つかったTN No.72遺跡。そんな巨大なムラを調査する「現場」の風景から、どんなことが読み取れるでしょうか?