ホーム 余市情報室 余市あれこれレポート演劇部全道大会で優秀賞


余市紅志高校演劇部
全道大会で優秀賞を獲得!


全道高等学校演劇発表会が、11月18日から3日間、砂川市で開催されました。

後志地区(小樽を含む)代表の余市紅志高校は、各地から集まった代表校16校とともに熱演を披露し、第3位に当たる優秀賞に輝きました。

2017年に続き今年再びの北海道代表校(最優秀賞)を期待されましたが、その夢はかないませんでした。しかし、昨年同様の全道大会優秀賞は大変立派な成績で、2015年から2022年までの8年間で7回も後志代表(小樽含む)として北海道大会に出場している栄えある実績に更なる誉れが加えられました。


今年のタイトルは「浦島太郎」。

高校の校内演劇発表会に参加する為に急遽集められた生徒達と自ら書いた脚本をもとに、足並みを揃えようと苦心するリーダー。互いの意思疎通もままならないまま練習が始まります。誰でも知っている昔話をもとにしたシナリオですが、現代っ子の生徒達にはどうも今ひとつ胸に落ちるものがありません。

乙姫様から授かった玉手箱の扱いを巡り意見が錯綜します。そうした中で、それぞれが仲間との不調和や自分の欠点を吐露しあう事で少しづつ歩み寄りが見られ、なんとかシナリオのクライマックスが完成しまた。なんと、玉手箱を開けた瞬間に大爆発!その勢いで浦島太郎は<宇宙>へ! そこから見えた地球は美しくも小さな物体でした。青春の悩みは決して小さなものではありませんが、新たな視点に目覚め、少し吹っ切れた表情で彼らは下校していきました。

※主演の塩出雛愛さんは、余市紅志高校ただ一人の3年生です。私(加我)は、彼女の熱演を見るのは3回目ですが今回(11月19日)の演技は最高でした。幕が降り、他校生徒が多くの拍手をする中で「ほんとうに、あの娘上手いよね」「次の出番でなくてよかった」といった声が聞こえてきました。他のスタッフの演技も落ち着いていて素晴らしものでした。これからは2年生(2名)と1年生(2名)が今回の貴重な経験を生かして、先輩たちが築き上げた伝統に一層の磨きをかけていくことでしょう。頑張れ!