登 会

2022年6月23日に開かれた 登会仮称)の会合の様子です

レポート・余市の登地区が熱い!


去る6月23日(金)夕がた、そぼ降る小雨の中農作業を終えた人たちが、ワインの瓶を抱えて三々五々集まってきました。遠く燻ぶるシリバ山を見渡す登の丘にある山本観光果樹園には、この日近隣の農家で働く人たち30名ほどが集まりました。

最近の東京余市会のホームページで紹介された方たちが多く含まれています。

さて、この日の宴卓に出されたオードブルは、今や全国的に有名な「レストラン・サグラ」さんの特製によるもの。そこにこの日真っ先に登場されたのが、欧州で最も権威あるコンペで金賞を受賞された道産ワインのブドウ生産者の北島さん。早速呼びかけ人の権限を行使して(笑)、まずは持参いただいたワインを一口!「うまい!」(加我)。次からも持ち込まれたワインを一口ずつ戴きましたが、すべてが個性的で、作った方の目の前で味わう体験は贅沢そのものでした。今年も、日本ワイナリーアワードで最高の5つ星に輝いたドメーヌ・タカヒコの曽我さん、四つ星に輝いたモンガク谷ワイナリーの木原さん、3つ星に輝いたドメーヌ・モンの山中さん、同じく3つ星のドメーヌ・ユイの杉山さんご夫妻。これからの飛躍が期待される新鋭のドメーヌ・ランセッカの笠さんご一家。いよいよ本格的醸造を開始されたドメーヌ・山田堂の山田さん。そして現在建設真最中のドメーヌ・ローブロークラフトの赤城さん、同じくワイナリーLOOPの安保さん。加えて、自然農法で自家用ワインも作っておられる牧野さん(北海道農民オーケストラ主宰)や古くからのブドウ生産農家2代目の中井さん。日本最年少のマスターソムリエで今は曽我さんの下で研修を続けているオーストラリア出身の高松さん。そこにこれらの農家やワイナリーで働く実習生の皆さんが加わっての飲み会ですから全国のワインフアンには<たまらない>集まりになりました。

さて、ここまでご紹介した皆さんは全て「登地区」で活躍されていて、大半がご家族そろって新規移住された方々です。

他に富丘のワイナリー夢の森の大下さんも駆けつけてくれました。ゲストでお呼びした斎藤余市町長の乾杯で幕開けとなりましたが、自らもソムリエの資格を持つ町長もこの登地区のワイン農家の皆さんによる経済・文化面の波及効果にたいそうご満悦の様子でした。

まだコロナ禍という事もあり2時間に限定したこの「登会」(仮称)は、アッという間にお開きとなりました。至福のひと時でした。(加我)