2024年1月4  新年のご挨拶 

   東京余市会賛助会員 NPO法人北海道エコビレッジ推進プロジェクト理事長 坂本純科 さん

新年明けましておめでとうございます。

 

未曾有のパンデミックに続き、昨年はパレスチナ・イスラエル戦争の勃発、「地球沸騰」と称され

た夏の猛暑と、世界が不安に包まれました。

 

国内でも一次産業のダメージや物価高騰による経済格差など、暗いニュースに溢れていたようです 

そんな時こそ身の回りの小さくてもポジティブな営みに心を傾け、日々の暮らしや仲間を大切にし

て、レジリエンスを高めていくのがエコビレッジ。

子どもたちと植えた木々が根付いたこと、鶏達が毎日新鮮な卵を産んでくれたこと、ボランティア

の学生たちが自己実現し、鮮やかな成長を見せたこと、近所の子どもが志望大学に合格したこと、

敷地の廃材でせっせとコンポストを作ったこと、小規模な太陽光発電や温水施設に挑戦したこと、

自家製野菜のレシピが増えたこと・・・いい出来事もたくさんありました。

 

大晦日は近隣農家の打ち立てのお蕎麦を、元日はこれまた近隣農家でついたお餅を食べ、穏やかに

新年を迎えられる幸運。

そして、活動開始以来15年、会員さんや地域のみなさんのご支援に支えられてここまで継続して

これたことを思うと感謝の念に堪えません。

 

ウクライナやパレスチナなど遠い戦地のことは、なかなか実感を持てず、無力感に苛まれるばかり

ですが、私たちの暮らしと世界のつながりを考え続け、自分たちにできる平和への一歩を問う場を

持ち続けていきたいと思います。

 

新しい年は、積極的に公開講座やツアーなども開催していきます。

いろいろな形でみなさまのご支援、ご参加を賜りますよう、改めてよろしくお願い申し上げます。

 

2024年が皆様にとって、世界の人びとにとって幸福な1年になりますように。


会員交流プラザへ