多言語環境の子育て支援が充実している地域の行政、団体の情報を集めています(収集途中です。リンクの許諾を得たものから、URLも載せていく予定)
◆Toronto District School Board
トロント教育委員会のウェブサイト。
「Family and Caregiver Early Literacy Guide」 にReading Skill のために家庭でできることを23言語で紹介(日本語はありません)。
「自信のある言語」「母語」ではなく「the language or dialect of your home(家庭言語・方言)」という表現になっている。
「Playing at Home」「Talking at Home」「Reading at Home」「Writing at Home」でそれぞれどんなことができるかヒントのようなものが載っている。
カナダのトロント市は移民が多く、人口の11%が、家庭の言語を英語・フランス語以外の言語としている(2012年の情報)。施策は乳幼児から成人までのライフステージごとに組み立てられ、移住者への教育支援も配慮されている。保護者向け、教育者向け、教育を受ける当事者向けの情報のほかに、施策の背景となる研究成果や調査結果の論文にアクセスできる。
トロント教育委員会が乳幼児期をカバーしていて保健・保育関係の省とつながっているところが日本と大きく異なるように思われる。なお次のようにミッションをかかげている。
"Our mission: To enable all students to reach high levels of achievement and well-being and to acquire the knowledge, skills and values they need to become responsible, contributing members of a democratic and sustainable society. "
◆Burnaby Public Library Children's Service
Your First Language - A Precious Gift to Your Child
なぜ母語で話しかけるのがよいのか、どんなふうに関わればよいのか、概要が1ページにコンパクトにまとまっている。
Burnaby Public Library
Children’s Service のページに各国語別の蔵書リストがあり、日本語も137タイトルが載っている。オンラインで読めるわけではないので、日本国内の子どもたちに直接役立たないが、支援者や日本の図書館司書への情報提供したら役に立つ。
◆First Words Preschool Speech and Language Program of Ottawa and Renfrew County
Frequent Asked Questions on First Language Use & Bilingualism FAQ(PDF):
養育者が自身のfirst languageを使うべきであるということは、文中にさらっと述べられているだけであるが、子どもが二言語以上話す場合などのFAQ。
情報提供:中村シャンド、鈴木