こんにちは、サンゴ研究部員のひまわりです。
新年度が始まりましたね!玉川学園では始業式が行われ、部活動も本格的にスタートしました。
サンゴ研究部には早速新入部員も加わり、少しずつ勢いに乗ってきています。
さて、今回は基本に立ち帰り、「サンゴってなに?」という内容をお送りしようと思います。
私たちが保全しているサンゴは一体どんな存在なのか、どうして保全する必要があるのか、お話ししていこうと思います。
まず、サンゴとは「生き物」です。
岩や植物などと思われがちですが、サンゴは刺胞(しほう)動物というイソギンチャクやクラゲと同じ種で、触手なども存在しています。
サンゴには「ポリプ」と呼ばれる小さい個体があり、それが集まって我々が見ている一つのサンゴになります。
栄養はサンゴの体内にある褐虫藻という藻が光合成してできたエネルギーです。
そのほかにも、夜間は褐虫藻が光合成をしないため、プランクトンを食べることでもエネルギーを得ることもあります。
成長が遅く、年に数センチしか大きくなりません。
褐虫藻がサンゴから抜け出ていって、白くなる現象を「白化」と言います。
先ほども言ったように、サンゴはエネルギーの大半を褐虫藻から得ているため、白化してしまうとすぐに死んでしまうのです。
白化する原因は様々で、地球温暖化による海水温上昇時のストレスや、オニヒトデやブダイなどの海洋生物など様々な原因があります。
この白化問題は今、世界中の海で深刻化しており、大きな問題になっています。
最近では海水温上昇に伴い、サンゴが生息する地域がどんどん北へ移動していっています。
そのサンゴが生息している一番北の地域を「北限域」と言い、今は東京湾にあります。
では、なぜサンゴを保全する必要があるのでしょうか?
理由は様々ありますが、今回はその一部をご紹介しましょう。
サンゴは群生して、サンゴ礁を形成します。
そんなサンゴ礁には「海の熱帯雨林」「海のゆりかご」など様々な通称があります。
「海の熱帯雨林」とは、光合成をする過程で海中の二酸化炭素を吸収して、酸素を放出するという、陸上の熱帯雨林と同じ役割を持ちます。
また、「海のゆりかご」とは、海洋面積の約0.1%という少ないサンゴ礁の中で、海洋生物の25%が過ごしていることから付けられました。
このように、サンゴは二酸化炭素を海中に閉じ込める役割を持っていたり、海洋生物の棲家にもなっています。
サンゴは地球環境にとっても海の生物にとっても、とても重要な存在です。そんなサンゴを、私たちは研究、潜水、広報の三つの班で分担し、協力をしながら保全を行なっています。
三つの班に関する詳しい内容は、ホームページに載っておりますので、ぜひご確認ください!
余裕があればまた次回以降のコラムで触れようかなとも考えています。
今回は少し長くなってしまったのでここらへんで。
今回は「サンゴってなに?」について紹介しました。
担当はひまわりでした。次回の更新をお待ちください!
2026/04/14