当院の外科の医師は、久留米大学医学部から集められた精鋭チームです。消化器疾患を中心に、乳腺外科を得意とする医師も在籍しております。
現代の医療はチーム医療と言われております。当院も当然、治療は医師のみならず、様々な国家資格者がタッグを組み、患者さんをサポートしていきます。看護師によるケア、薬剤師による適切な薬剤管理、放射線技師や検査技師による高い精度の検査、リハビリスタッフによる社会生活を見据えたリハビリテーション、社会福祉士による安心て退院先の生活を見据えた総合的なサポートを行います。
1人の患者さん、家族の病にチームで向き合い、退院、そしてその後の生活へ向けたトータルなサポート体制を敷いています。
私たち、外科のメンバーは、胃がん、大腸がん等の消化器系疾患を得意分野とした医師で構成されています。もちろん、急性腹症等の救急疾患についても24時間365日の体制を敷き、日夜治療に当たっています。田川市郡の地域医療を守る最後の砦として、力を尽くしていきます。
外科部長
木﨑 潤也
(Kizaki Junya)
所属学会・資格
日本外科学会 外科専門医
日本消化器外科学会 消化器外科専門医・消化器がん外科治療認定医
日本内視鏡外科学会 技術認定医
日本がん治療認定医機構 がん治療認定医
日本胃癌学会 代議員
日本臨床外科学会
日本大腸肛門病学会
医学博士
field of expertiseー専門分野
消化器外科
Biography-経歴
2017年4月より、外科部長として、当院に勤務。久留米大学医学部卒業後、久留米大学病院外科で2年間研修。佐世保共済病院、聖マリア病院で勤務後、久留米大学に帰学し、胃を専門に約10年間勤務しました。専門分野は、消化器外科。現在は、自らも手術の執刀をしつつ、後進の指導に取り組んでいます。
Messageー患者さんへ
大学での師匠からの教育、それは大変厳しいものでした。しかし、その教育とは、
"患者さんは、それまで生きてきた人生の歴史があり、医療従事者はその人が病にかかった時からの付き合いでしかありませんが、患者さんには、それまで培ってきた人間関係や大切な人がいるので、私たちは、患者さんの人生に関わっているのです。"
ということでした。
今もその精神を守り、日々精進を重ね、患者さん一人一人の人生をよりよくするお手伝いをする精神を以て、日々の診療と手術に臨んでいます。
「手術中は僕らが頑張りますので、手術後は、頑張ってください。」
特に医療のことは複雑で難しいことが多いと思いますので、遠慮なく不安な気持ちや疑問をぶつけてください。
外科医長
弓削 浩太郎
(Yuge Koutarou)
所属学会・資格
日本外科学会 外科専門医
日本大腸肛門病学会
日本消化器外科学会
field of expertiseー専門分野
消化器外科(大腸)、一般外科
Biography-経歴
2017年6月より、外科医長として、当院に勤務。久留米大学医学部卒業後、久留米大学病院外科で2年間研修。その後、公立八女総合病院、済生会二日市病院、済生会大牟田病院、標津町国保病院で勤務。専門分野は、消化器外科。
Messageー患者さんへ
『手術』その言葉を聞くだけで、多くの方にとっては不安を感じられることと思います。そんな不安を取り除くことが当院外科における第一歩であると考えております。
専門的な言葉が多い医療の説明を、わかりやすく言葉にて丁寧にご説明し、安心いただけるよう心がけております。患者様の治療方針等は他外科医師と共有し多角的な治療方針の構築を以て、患者様に負担の少ない治療を常に意識しております。筑豊地区での安心した外科治療は、田川病院外科チームお任せください。
乳腺外科医長
高橋 龍司
(Takahashi Ryuji)
所属学会・資格
日本外科学会 外科専門医
日本乳癌学会 乳腺専門医・指導医
日本消化器外科学会 消化器外科専門医・消化器がん外科治療認定医
日本がん治療認定医機構 がん治療認定医
など
field of expertiseー専門分野
乳腺外科、消化器外科、一般外科
Biography-経歴
2018年4月より、乳腺外科医長として、当院に勤務。2005年に久留米大学医学部卒業後、2008年より大学関連病院、JCHO久留米総合病院、国立病院機構九州医療センター、福岡県済生会大牟田病院などで勤務、外科修練を積み上げ、専門資格を取得しました。
Messageー患者さんへ
主に乳癌の手術や化学療法、分子標的治療、ホルモン療法を専門とし、消化器外科の急患手術、一般外科の手術なども担当しています。
田川病院は、田川市郡では唯一放射線治療を実施できる病院であり、手術後症例に限らず、進行再発症例への緩和照射なども積極的に行っております。
みんなで力を合わせ、病気と闘いましょう!!
外科医長
白濵 靖久
(Shirahama Nobuhisa)
所属学会・資格
日本外科学会 外科専門医
日本消化器外科学会
日本肝胆膵外科学会
日本乳癌学会
日本臨床外科学会
日本内視鏡外科学会
field of expertiseー専門分野
消化器外科
Biography-経歴
2020年4月より、外科医長として、当院に勤務。久留米大学医学部卒業後、久留米大学病院外科で2年間研修。その後、佐賀社会保険病院、朝倉医師会病院、筑後市立病院、宗像水光会総合病院、聖マリア病院で勤務。専門分野は、消化器外科。
Messageー患者さんへ
医師に必要なもの。それは『修練』です。修練とは歩みを止めた時点で修練ではなくなります。私たち外科医は患者さんとの対話はもちろん、手術という手技を以て患者さまの期待に応えなくてはなりません。一人一人の患者さまが、今後どのような人生を送りたいのかを常に考え、接するよう心掛けています。患者さまの不安が極力小さくなるよう皆さまとしっかり向き合ってまいります。
名誉院長
田中 裕穂
(Tanaka Takaho)
所属学会・資格
日本外科学会 外科専門医・指導医
日本消化器外科学会 消化器外科専門医・指導医・消化器がん外科治療専門医
日本消化器病学会 消化器病専門医・指導医
日本専門医機構 総合診療特任指導医
日本臨床外科学会評議員、九州外科学会評議員、福岡救急医学会評議員、日本乳癌学会、日本内視鏡外科学会、日本癌治療学会、日本胃癌学会、日本食道学会、日本静脈経腸栄養学会、医学博士
field of expertiseー専門分野
消化器外科
Biography-経歴
1992年、外科医長として当院に着任。外科部長、副院長を経て、2008年病院長に就任。田川地区の外科医療、救急医療の推進はもとより、「地域がん診療連携拠点病院」「基幹型臨床研修病院」「地域医療支援病院」としての当院の発展と地域医療への貢献に尽力してきました。2020年3月に病院長退任後は、名誉院長として診療を続けつつ後進の指導に努めています。
Messageー患者さんへ
「人を診ずして病気を診るなかれ」とは、よく言われる言葉ですが、患者さんの病気以外のことを知らないのは、医療従事者として物足りなさを感じます。われわれ医療人は「人を診る」ことが使命であるからこそ、患者さんの背景を知ることからはじめて、治療方針が決まり、本当の病態に迫ることができます。「生活をしていた人間」として患者さんの全体像を把握し、「退院後の患者さんの生活を見つめる」習慣と、生活を分断させないことの重要性を常に考えて診療を行いたいと思っています。
がんのリハビリテーション認定療法士
松嶋幸枝、峰松友里、小村かおり
藤井亜希子、古木千晶
field of expertiseー専門分野
がんリハビリテーション
Rehabilitationーがんのリハビリテーションとは
がんの治療を行っている当院においては 心身機能低下や筋力低下が存在する患者に対して それらの改善によるQOL向上を目標としてリハを行っています。疾患の進行に伴う機能障害の進行が予想される場合は 拘縮予防や筋力低下予防などの廃用予防、褥瘡や呼吸器合併症の予防を含めた日常生活の維持を行います。また 疼痛や苦痛を緩和するため徒手による筋緊張軽減、リラクセーションを行っています。例えば、痛みや経過に応じてリラクセーション、関節可動域運動、起き上がる・座る・歩くなどの動作練習、浮腫に対するマッサージ等を行っています。
Messageー患者さんへー
毎日のように一定時間関わりを持つ私達療法士は患者さんにとって本音を話しやすい存在であるかもしれません。「残された体力を上手く使いながら日常生活活動を可能な限り維持・改善できることは大きな喜びで有り生きる希望につながる」と言われているようにリハビリテ-ションが患者やご家族の希望を支える役割の一端を担えるように患者の思いに寄り添い、目標を共有しともに治療に取り組んでいくという思いで向き合っています。
がんのリハビリ-ションの基本である傾聴・共感をもとに実施しています。リハビリが苦痛とならず、楽しみや癒やしにもなれば、という思いで仕事をしています。その人らしさを大切に 患者の希望や目標に少しでも寄り添いたいと考えています。