iPadの純正メモアプリは、「テキストと手書きの両方でメモがとれる」、「iCloudでiPad/iPhone/Macの全ての端末と瞬時に同期できる」 ことが特徴です。
その他にも、「iPadがスリープ状態の時にペンで画面をタップするとメモがすぐに立ち上がる」 など、Apple純正の強みを生かした便利な機能もあります。
まず始めに、メモを保存する「フォルダ」を作成して、カテゴリー分けをしてみます。新たにフォルダを作成しなくても、デフォルトで用意されている「メモ」というフォルダに保存してもOKです。
フォルダの種類
フォルダは「iCloud」「Gmail」「iPad」「タグ」の4カテゴリーに分かれています。まずはメモをどこに保存するかを決めましょう。メモは後からでも移動可能です。
フォルダの一番上にある「クイックメモ」はiPadOS 15でリリースされた新機能で、どの画面でもすぐにメモを立ち上げてメモを取ることができます。
メモアプリのテキストでは、以下のことが可能となっています。フォントの種類やサイズ、色、行間などの設定はできません。
iPad純正メモアプリの手書き機能は、ペンの遅延もほとんどなくスムーズに書けますが、筆圧で線が少し太くなるタイプなので、文字はちょっと書きにくいと感じる人もいるかもしれません。
1つのメモに「テキスト」と「手書きメモ」を同時に書くことができます。といっても、他のノートアプリのように手書きの横にテキストを打ったり、レイアウトを自由に変更したりはできず、テキストエリアと手書きエリアが上下一列に並ぶ形になります。
テキストの下に手書きメモを書きたい場合は、右上メニューのマークアップツールアイコンをタップし、テキストの下に直接書きます。
手書きメモの下にテキストを打ちたい時は、手書きメモの下をタップしてキーボードを表示させ、テキストを打ちます。
手書きで書いた文字をテキストに変換してコピーできます。メールや他のアプリにペーストしたりと、保存・送信がしやすくなります。
手書き文字を選択ツールで囲み、選択範囲内をタップした後テキストとしてコピーをタップします。
タップした時点でコピーされているので、任意の場所にペーストするだけでOK。(ショールームと書きたかったのですが、ショールムになってる 汗)装飾などがあると余計なテキストが表示されることもあるので、なるべくシンプルに書くのがポイントです。
ちなみにテキストで日付を書くと自動的に認識されて、日付をタップするとカレンダーやリマインダーに追加できます。
手書き文字も検索対象となり、テキスト含めたメモ全体の検索が可能となっています。PDF内のテキストも検索できますが、ページ内をハイライトして表示するような機能はなく、PDFが添付されたメモが表示されます。
メモの表示は、リスト表示とギャラリー形式が選べます。
確か初めはリスト表示だと思うのですが、各フォルダの右上・・・をタップしてギャラリー表示を選択すると、サムネール形式の表示に変わります。
iPad純正メモアプリでは、画像やPDF、Word、音声といったファイルを追加することができます。画像はテキストモードと手書きモードで少し扱いが異なりますが、画像上にメモを描くことも可能です。
iPad純正メモアプリでは、フォルダやメモを他のユーザーと共有することができます。編集を許可すれば、共同編集も可能となります。
テキストも手書きも両方できて、PDFなどのファイルも追加できる便利なメモアプリですが、できないことがいくつかあります。
テキストや画像を自由にレイアウトする
テキストを任意のサイズに変更する
ペンや消しゴムを任意のサイズに変更する
テキストで用紙を変更する
メモアプリからPDFなどのファイルを読み込む
上記のような機能は、他のノートアプリでは可能な場合も多いです。特に有料のノートアプリでは、ペンのサイズや色のカスタマイズ、豊富なテンプレート、複数ページのPDFファイルを1枚ずつ読み込む機能、手書き文字の検索など、より便利に使える機能を提供しています。ちなみに私はGoodNotes 5も愛用しています。