海産無脊椎動物の生殖生理を研究しています

海産無脊椎動物には産業価値の高い有用種が多く含まれ、増養殖生産(種苗生産,放流,養殖)に対する要望が高まっています。
これらの性や成熟を制御する技術があれば、安定して次世代を得られ、雌雄や成熟度で商品価値が変化する個体の生産に役立つと考えます。
当研究室では、北日本で漁獲量および養殖生産量が多い二枚貝類やウニ類を対象とし、その生殖機構を組織・細胞・分子のレベルで解き明かし、高度な増養殖技術に応用することを目指しています。
二枚貝では,生殖機構に関与する遺伝子の機能を解明して性統御技術を開発することを目標として、遺伝子導入やゲノム編集を用いた生殖工学技術の研究を行っています。
ウニでは、可食部である生殖巣の質と量を向上させる飼育手法の開発を目指し、成熟制御に関する研究を行っています