Research

研究トピックス

Single-molecule biosensors

遺伝子検査により,がんのリスクを把握する。

Optical MEMS sensors

近赤外分光でがん細胞を識別する。
小型分光センサで生体情報を読み取る。

Medical MEMS sensors

カテーテルや内視鏡をセンサで高度化する。

Single-molecule biosensors

遺伝子検査により,がんのリスクを把握する。

表面増強ラマン分光を用いてDNA塩基を種類を識別します。金ナノ粒子が2個連結した金ナノ粒子二量体を所望の並びに配列することで,ナノ材料が発現する特異的な物理現象を利用し,粒子間ナノギャップに巨大な電磁場増強を生成します。これにより,1塩基感度のバイオセンシングが可能になりました。DNAの中のメチル化塩基を高感度に検出でき,がんになりやすいかどうかなどがんリスクを把握することが期待されます。

Optical MEMS sensors

近赤外分光イメージングでがん細胞を識別する

近赤外領域の光を高感度に検出するセンサです。金ナノ構造を用いることで,波長ごとの光強度をセンシングすることができます。これにより,物質ごとにことなる吸収スペクトルを取得し,可視光ではできなかったものの識別を実現します。新しい金ナノ構造光吸収体と振動により光を検出する原理を組み合わせて,非常に小型なデバイスによる高感度な近赤外分光イメージングを実現します。これを内視鏡や腹腔鏡手術器機に実装することでがん細胞をはっきりと識別することが期待されます。

小型分光センサで生体情報を読み取る。

さらに,スマートフォンやスマートウォッチに適用することで,常時生体をモニタリングするセンシングを実現します。肌や血管からの情報で血圧や体温など生体情報を取得するシステム構築を目指いしています。