オーバーフロッシャー のテクニックを解説するページ
オーバーフロッシャーの直線打ちは基礎中の基礎であるが、1確定キルを狙えるもっとも重要なテクニック。
オーバーフロッシャーの泡の軌道は、ZRを押した瞬間→1泡目が発射されるまでの間の行動が反映される。
具体的には、
①イカタコが移動していた方向・速度(慣性)
②視線(レティクル:画面中央の白枠)が動いた方向・速度
上記が加算されることで、1~4泡の発射角度が決定する。
慣性とは:
スプラトゥーンには[キャラクターの移動速度が弾に影響を与える「慣性」]という仕組みがある。チャージャーやローラーではあまり感じられないが、オーバーフロッシャーは弾速が最も遅いブキであるため、慣性の影響を如実に感じられる。
オーバーフロッシャーの特性を理解し、混戦でもぶれないように泡を振る技術を身につけるべし。
オーバーフロッシャーの泡がイカタコの移動方向や慣性により影響を受けているクリップである。
3種類の打ち方でイカバルーンを壊しているが、その壊すスピードに差があるのが分かるだろうか?
前進打ち>棒立ち打ち>後退打ち の順で、キル速度が速くなる。※
前方にいる相手を狙いたいときは、前進打ちをすると泡の間隔が短くなるため、キルができる可能性が上がる。
しかしながらデメリットもあり、前進する=相手に近づく となるため、外した場合に返り討ちに合う確率が高くなる。
逆に、後退打ちはキル速度が最も遅くなるものの、防衛時に相手がこちらへ突っ込んできている場合は後退打ちでもキル速度が下がらない。
メリット、デメリットを考慮して、泡の性質変化を楽しみたい。
※2025/2/15 追記
詳細は以下の動画をご覧いただきたい。参照:つー様
https://youtu.be/E_oY17TrR98?si=003zv9gA_JDG0Fo3
オーバーフロッシャーはバケットスロッシャーやヒッセンと同様、「スロッシャー」に属するブキである。
スロッシャーは
①障害物越しに上からインクをかぶせてキルをする
②段差下から段差上へインクを浴びせてキルをする
事が得意であるが、オーバーフロッシャーにとって①は、泡が障害物に当たるとバウンドするため、真裏に泡を落とすこと自体が難しい。(真裏に落とせる泡を出せたとしても、泡が到達する前に目視で避けられることが多い)
オーバーフロッシャーの射程は、まっすぐ振るよりも山なり方向(上方40度ほど)向いて振った時が一番長く、あのクーゲルやリッターと並ぶほどである。少なくともブキチはそう言っている。
この射程は、キルまでには及ばないものの、相手を邪魔するには十分な長さであり、例えばクサヤ温泉の高台や、マサバ海峡の高台から泡を振り続けるだけで、相手からはとてつもなく嫌がられる。(これを"ヘイトを買う"などと言ったりする)
そして相手が自分をキルしようとこちらに向かってきたとき、直線打ちを使い相手を迎撃する。もちろん、遠方からの曲射だけで倒せたならばそれは所謂「ラッキーキル」であり、オバフロが他プレイヤーから嫌われる理由でもある。(当たる方が悪い)
曲射に慣れた上位のプレイヤーになると、しっかりとキルを狙うことができる。
ナメロウ金属のヤグラ第二関門なんかは最たる例で、曲射によって上から当ててくるオバフロ使いが沢山いる。
曲射を使いこなせるように、これもまた試し打ち場の高台で練習することをお勧めする。
オーバーフロッシャーの泡の慣性がかかる様子は、上記クリップで確認できる。
ヒト速度やイカ速度を積み、真上を向いて後退打ちをすると、泡が後ろに移動する。
試合中では全く使用できない(泡が落ちる場所が後退した距離より前)。
先ほど①障害物越しに上からインクをかぶせてキルをする
ことが苦手だと説明したが、これをカバーするもう一つの方法として、オーバーフロッシャーの「反射」がある。
オーバーフロッシャーの泡はスプラトゥーンのブキの中で唯一、反射をすることができる。これは壁や天井に当たった泡が跳ね返ってくる現象であり、反射をうまく使うことで壁裏の相手をキルすることができる。
例を挙げると、海女美術大学のエリア横のブロック裏への反射や、チョウザメ造船自陣左側の桟橋と左タワーの間など。
詳細は反射スポットページの各ステージ解説を参照いただきたい。
オバフロの泡は壁は当然、床も反射する。
実は、相手を直接狙うより床を手前でバウンドさせた方が、1~4泡のDPSが上がる。
ただ、試合中では全く意識しない。
オーバーフロッシャーの基本テクニックが身に付いたら、移動しながら泡を当てられるようになろう。
慣性直線打ちはオバフロを振る直前に相手にレティクルを合わせ、前進しながら振る方法である。オバフロの泡はご存じの通り、移動によりばらけてしまうため、前進することでその慣性をゼロにする方法である。
慣性キャンセル(Rで構えたまま反対方向に移動する)も合わせると良い。
慣性薙ぎ払い打ちは移動しながらレティクルを合わせる方法である。遠方に相手がいる場合や、足元にインクがなく慣性直線打ちができない場合に有用である。
スロッシャーは薙ぎ払いが得意・・・とはいえ、薙ぎ払いができる(有用である)スロッシャーはバケツ・モップリンしかない。
そもそも薙ぎ払いは何か?上記クリップで実践しているが、カメラを動かしながら振ると、インクが弧を描いているのが分かると思う。これを薙ぎ払い、という。
バケツやモップリンは、この薙ぎ払いがあるため近距離でも相手を倒すことができるが、オーバーフロッシャーの場合、近距離の薙ぎ払いでは泡がばらついてしまう。
オーバーフロッシャーの薙ぎ払いは、基本的には近接ではなく遠距離で使用することを覚えておこう。
ばらまき打ちは、左右に移動しながら相手に1振り2~3泡当てる方法である。ヒラメが丘の中央高台やクサヤ温泉の防衛時に使用すると良い。
ばらまき打ちはワントリガーの直線打ちや慣性打ちと比べると、あまり有用でないように見えるが、実は味方のサポートやクリアリングができる。
派手さはないが、積極的に使っていきたい。
背面打ちは、相手が後ろにいる状態かつ振り向くことが難しい時、そのまま目の前の壁に当てることで反射を利用して相手を倒す方法である。
ヤグラに乗ろうとしたら後ろに敵がいた!・・・といった状況で利用できる。
オバフロの泡は坂道に当たると、平地に当たった時と異なる挙動をする。
上り坂に当てた時は、泡は上に弾むようになり、速度が下がり、射程が短くなる。
下り坂に当てた時は、泡は坂道に沿うようになり、速度が上がり、射程が長くなる。
クサヤ温泉の攻めで、相手のオバフロが坂上から泡を流していたら注意しよう。
オバフロのメインは硬直時間が発生する。
上記の動画では、メインを振り始めてから再度メインを振ることができるまで33Fかかることが分かる。
また、メインを振り始めてから8Fまでは泡が発射されておらず、この間に倒されると残り湯(やられてもメインが発生すること)で相打ちに持っていくことができなくなる。