霊体や怨念の集合体、妖怪や神話上の生物等、現世の理を超えた超常的な存在の総称。
意志を持ちコミュニケーションを取れる者や、神に近しい存在、または意志を持たぬ怨念の集合体まで幅広く存在する。
KAII. Accumulation. Intelligence. Network. Terminal.
怪異情報を集積・管理するターミナルシステム。
怪異及び怪異に関係する人間に対する情報収集活動及び防諜活動や、怪異に関する報告、映像、音声、文書、霊力分布などのデータを収集。
高度な人工知能が搭載されており、収集されたデータを解析して、怪異現象のパターンや原因、影響範囲を特定し、脅威の確認や事件性の有無、対象の意思疎通の可否について演算する。
相対する怪異によって逮捕、説得、討伐と異なる対応が求められる。
・怪異及び民間人に対する聴取、尋問
・取得情報の評価、分析
・外部ソース(メディア・SNS等)を活用した情報収集・捜査
敵対的な怪異の危険度を測る簡易的な分類。
A〜Dまでの等級に分かれる。
A級、B級の中には
・知能を持ち
・対話可能だが
・敵対的な個体を分類する特級が存在する。
特A級
A級
特B級
B級
C級
D級
ケガレ。
現世の人間が不浄に晒され、その力に悪影響を受けてしまった状態
軽度であれば霊感が強くなる程度で済むが、重篤化すると形状、人格、思考が変化し、最悪の場合死に至る。
進行度
0〜20% 霊感が強くなり、霊体や幻聴を知覚できる様になる。
20〜40% 穢による慢性的な体調不良、霊体や不浄の物を誘き寄せやすくなる
40〜60% 体の一部又は大部分の形状変化、極度の苦痛又は意識の混濁
60〜80% 人格、思考力の消失、形状の完全変体
80〜100% 霊体への完全変体、質量の消失、この時点で人間には知覚不可能となり、実質的な死を迎える。
都内に設置された霊力観測機からの霊力分布データで、異様な霊力の集中が観測された場合に発令される。
この警報が発令された場合、B級〜特A級怪異の発生が危惧される、
これの討伐にあたる隊員は相応の準備を推奨する。
一般の通報によって駆けつけた警察官の報告で、超常的な存在が確認された場合、司令室から発令される特例コード、
このコードが発令されると、その時点から現場の指揮権が神祇省祭祀課へ譲渡され、現場の警察官は周囲の安全を確保しつつ1キロ圏外へと退避せねばならない。
呪術師や霊能力者、怪異などが自らの霊力を変異させ、負のエネルギーに変異させたもの。
霧雨 麗の率いる八咫烏の別部隊、命令を必要とせずに出撃が可能
2038年5月27日に発生した日本全域での怪異災害『大厄災』により、死者1万人を超える被害者を被った、日本政府と自衛隊、神祇省近衛警察隊、警視庁、公安警察が合同でこれに対処、甚大な被害を出しながらもこれを鎮圧した。
この時、怪異の存在を隠蔽するため、一般報道では日本全土に及ぶ無差別同時多発テロとして各メディアは報じた。
黄昏時を超え、陽が沈み始めると同時に活発化する怪異達を監視、警戒するために持ち回りで行う、
基本夜に行う事が多いが、昼間に活動する怪異も一定数いるため、僅かだが昼にもパトロールを行うこともある、その場合、極力人目を避けるのが望ましい。
負のエネルギーで形成された常世由来の霊力
霊体にも凶暴性の付与等悪影響を及ぼす他、通常の霊力と違い現世の存在にも少なからぬ悪影響を及ぼす(詳細は【穢】を参照)
地方や山岳部などの遠方での怪異災害は、神祇省公認の個人退魔師に協力を仰ぐことがある、
数は多くないが民間警備会社が怪異討伐を請け負う場合や、元神祇省職員が退職し民間企業を立ち上げるケースも少なくない。
山梨県にある富士鉱山で採掘可能な、霊力の蓄積を可能とする特殊鉱石、
純度が高ければ高いほど霊力蓄積量が上がるが、その分強度が下がってしまう、
その為武器に使用する際は鉄や銅などと組み合わせて使用する。
怪異や人間が発する霊力に存在する固有の波紋
霊力が強ければ強いほど個体の特徴が色濃く出るが、
人間や低級怪異などの霊力が弱い個体は霊紋が薄く、個体の特定は難しい。
現世、常世に関わらず、生命力から発せられるエネルギーの総称
常世はこのエネルギーで満たされていると推測されており、火山やプレート沈み込み帯等から現世への流出が観測されている
日本を縦断する霊気の流れ、日本全土にわたって龍脈が流れており、霊力分布範囲は広範囲に及ぶ、
また、日本全国に点在する活火山は、龍穴として霊気を放出し続けている、特に富士山からは多量の霊気が放出され、関東圏での怪異発生頻度上昇の一因になっている。
欧州では、同じような概念のレイラインという物がイギリス人考古学者によって提唱され、魔力分布との関連性が示唆されている。