呼称:怪異化した妖刀:天泣
カテゴリー:特A級怪異
分類:呪物
所有者:霧雨 麗
村正を生み出した刀工一派が作刀した刀であり,自我を持った妖刀
現在は黒雨会の会長である霧雨 麗が所有している
特性は斬った対象の霊力(穢)を奪い取るものである
霊力を持った者であれば対話が可能であり,どちらかといえば友好的な印象が見受けられるが後述する理由で特Aのカテゴリーに分類されている
霊力(穢)を奪い取る性質がある為強力な怪異の力を奪い弱体化させる事が可能な事,穢を奪い取り正常の状態に戻す事が可能な事,天泣自体も友好的である事から当初はカテゴリーDに分類されていた
しかし奪い取った力で妖刀が実体を持ち一人歩きを始めた際の危険性を危惧されて今のカテゴリーに分類された
麗自身もその危険性を認めており妖刀として特性を活かして戦うのであれば斬るではなく突き刺す方が合っており,力を増さない為にも斬術を軸とした戦い方をしている
新たな特性として所有者に及ぼす性質と怪異の力を奪い取るメカニズムが判明した
天泣は自らの妖力を所有者へと与えて身体強化及び傷の治癒が出来る事が判明した
しかしその妖力は所有者の魂の残留する為過度に使用すれば怪異に変貌してしまう可能性がある
また過去にあった事例では紅黒の獣と呼称される怪異に変貌した事が言い伝えられている
怪異の力を奪い取るメカニズムとして名前を奪う力を有している事が判明している
名を奪う事によって対象の怪異の力の弱体化及び能力奪取を行っている模様
その為人間と一体化している怪異に対しては効力を発揮せず,また純粋な怪異以外に対しても効果が薄い
しかし天泣の妖力を考えるとある程度の怪異は能力の使用を著しく制限出来る事が実証された
霧雨 麗の霊力が天泣に流れ込んだ影響で新たに形態変化が行えるようになった事が判明
大きな鎌と斧が合わさった様な見た目をしており,形態変化は瞬時に行う事が可能
その為刀,鎌,斧という三種類の武器の間合いや相性を持ち非常に受けが成立しにくくなっている
この力はまだ成長過程と推測され更なる形態変化が可能になると予測されている