氏名 神楽木 火鞠
性別 女
年齢 17
誕生日 3/15
血液型 AB
身長 166cm
体重 非公開
明るい性格で、喜怒哀楽がハッキリしている。
ただし研究や作業に集中している時は一転して無愛想で、話し掛けても塩対応である。
「決戦用強化」と呼称される、彼女の技術と妖術から構成される特殊強化改造を専門とし、武器の性能を限界突破させて飛躍的に上昇させることが可能。
しかし代償として、強化した武器は数回の使用で必ず故障して修理が必要になってしまう非常にピーキーなものである。
【決戦用強化について】
決戦用強化では基礎的な内部強化に加えて、火鞠の妖力を変換し武器に宿わせることで基礎強化だけでは実現出来ない飛躍的な威力強化など可能とする。
改造を施した武器は威力が約5~15倍前後(元々の性能にある程度依存)まで引き上げられるが、通常では想定されない異常レベルの負荷が掛かるため、数回〜数十回の使用で故障または破損して"必ず"使用不可となる。
修復が可能なように理想的な壊れ方をする細工を改造時に施すため、修復時に強化は失われるが、武器そのものは再度使える状態になる(本人は「制御された故障」と呼んでいる。頼みさえすれば修復を前提としない改造も施してくれる)
使用者本人によって引き出される潜在能力などには干渉できない。あくまで基礎的な性能だけが影響を受ける。
使用者の妖力などを原動力として使用する武器の場合、一部を火鞠の妖力が肩代わりすることで使用者の負担を軽減することも可能である。
武器に宿った妖力は時間と共に減少していく。故に予め作り置きしておくと言うことが出来ず、使用する当日〜2日前に依頼する必要がある。
改造時に火鞠の妖力をどれ程必要とするかは強化内容に依存する。大体武器を1つ仕上げたら暫くは回復を要する。
通常の改造も受け持つが、その場合はあくまで一般的且つ物理的な改造のみが行われ、5~10%程度の性能強化に留まる。その代わり、決戦用強化のように負荷による故障のリスクはない。
大手工学系企業「神楽木工学研究所」を営む両親の下に産まれ、幼い頃から研究開発の分野に興味を示しており、16歳になると敢えて高校に進学せず、父親の推薦で同研究所の研究員として勤務する道を選ぶ。
次第に彼女の才能は目覚めていき、いくつかの開発品が世に出回り高く評価された。
時は流れて2040年に、研究所で怪異によるものとされる襲撃事件が発生。数人の研究員と火鞠の父親の命が奪われてしまう。更に運の悪いことに、襲撃を受けた父親が事件の最中に怪異に変異、火鞠と母親を襲撃しようとした。
身の危険を感じた火鞠は、有り合わせの部品で即席の槍を作り、怪異化した父親を貫き撃退した。
この襲撃事件で深い絶望感に飲まれた火鞠は、研究所と母親の元を去る決断をする。
事件から数日後、警視庁の捜査官を名乗る人物が「重要参考人」として火鞠を連行してしまう。
しかし正体は八咫烏の捜査員であり、事件の聴取と才能を見込んでの八咫烏への勧誘を含めた保護であった。
父を殺めるしかなかった悲劇を少しでも減らせるならと、彼女は自身の才能を八咫烏で活かすことを決意し、開発係の研究員として加入することとなる。
そして彼女の物作りには、「武器は直せるから壊れてもいい、父を壊したアイツ等を確実に壊せるなら」と言う思想が芽生えていく。
古典的なポンプアクション式の散弾銃。
彼女が居た研究所に緊急時用で同型の銃が備えてあり、唯一扱いを習っていた銃器である。
八咫烏に入隊後も、扱いに慣れているのを理由に同型のものを装備として加えている。ただし基本的に内勤なので現場で使う機会は殆どない。