氏名 真希島 神流
性別 女
年齢 23
誕生日 7/7
血液型 O
身長 162
体重 56kg
――真希島カンナ
カラっとした性格で姉御肌気質の23歳。八咫烏の中では古株だが、ぶっきらぼうでガサツ、そして極度の面倒臭がり屋である。
細々とした作業が苦手で、基本的に何もかもを力で解決しようとする脳筋な節がある。
素行も口も悪いが、過去の経験から仲間を想う気持ちは誰よりも強い。
実はぬいぐるみなどの可愛いもの全般が大好きだが、周囲にはひたすらに隠し続けている(一部の隊員には既にバレた)。
任務の際は能力を活かして前線を駆け巡り、勇猛果敢に敵を殲滅する切り込み隊長的役割を果たす。
『身体強化:〇式』(解放の度合により一式→二式……と名称が変化)
体に眠る陰陽師の血を一時的に目覚めさせることで全身の細胞を活性化し、身体能力を何倍にも跳ね上げる。
しかし、酷使した場合はその分だけ身体に返ってくる反動も大きなものとなる。
左目の眼帯は能力を抑える為に神祇省が作成した魔具で、これを取り外すことで限界まで能力を引き出す『零式』を使用できる。
しかし左目の解放は自我の暴走、及び生命の危機も同時に招き、結果として敵味方に関わらず周囲に甚大な被害を出す可能性がある。
そのため、零式の使用は神祇省より固く禁止されている。
資産家で富豪の両親の元に生まれ、幼少時代は何一つ不自由のない生活を送っていた。
しかし躾に厳しい両親の教育によって、同時に彼女には"自由"も存在しなかった。カンナはそんな生活がひどく息苦しかった。
高校を卒業したら親元を離れ、いつか自分だけの"自由"を手に入れるんだ、──そう思っていた。
いよいよ卒業を間近に控え、遂に求めていた自由が目の前まで来ていると思っていた、とある日のこと。
カンナの元に、突如として大量の怪異が襲い掛かってきた。その日こそ、後に大厄災と呼ばれることになる事件の起こった日だった。
カンナの元に怪異が大量に現れたことには理由がある。
真希島家は代々陰陽寮に所属していた陰陽師の家系の末裔であり、ある出来事を境に陰陽寮から離脱し、その血も徐々に薄れていったと思われていた。
しかし、なぜかカンナだけにその血が久方ぶりに色濃く表れたらしく、怪異たちはそのカンナの血に誘われるように集まってしまったのだ。
訳も分からないままに怪異に追い詰められるカンナ。怪異の鋭い爪が彼女を仕留めようとしたその瞬間、目の前に飛び込んできたのは両親だった。
血に塗れ頽れる両親は、震える手でカンナの頬を優しく撫で、「ごめんね、カンナ」という言葉を遺して息絶えた。
その瞬間にカンナの意識は途切れ、気が付いた時……彼女の目の前には、ぐちゃぐちゃになった怪異たちの残骸が広がっていた。
茫然自失状態のままカンナは神祇省に保護されることになるが、両親を目の前で失ったショックから塞ぎ込んでしまう。
そんな日々が続いたある日、『八咫烏』設立の話を聞き──再び彼女の目に火が灯った。
あれ程までに切望していた"自由"を捨て、八咫烏に入隊したその日から彼女の目的は "復讐" ──ただ一つとなった。
この世から全ての怪異を消し去るその時まで、カンナの戦いは終わらない。
──追放編以降の動向
鬼嶋の策謀による八咫烏追放の事件が起こる二週間程前、警邏にて訪れた地にて、同伴していた一ノ瀬ユイ、ランパス(ユウカ)と共に、
彼女の両親を殺害した怪異と遭遇する。怒りに身を任せて零式を解放し襲い掛かるカンナ。
しかし人間の『憎しみ』を糧として力を無限に増幅させる怪異の力に、成すすべなく返り討ちにされ倒れてしまう。
圧倒的な力を前に死を覚悟したカンナ──しかしその刹那、ユイとユウカが身を挺し、彼女を間一髪で救出し別の地へ強制転移させる。
転移される彼女の目に最後に映ったのは、怪異の爪にその身を貫かれながらも、カンナに微笑みを向ける二人の姿だった。
その後、真希島カンナは八咫烏より姿を消した。
隊の仲間であり家族のように想っていた二人を喪ったことで、茫然自失となったカンナは、光を失った目であてもなく彷徨い続けていた。
そして気付かぬうちにカンナは、大厄災の折に焼け落ちてしまった、かつての自身の家が在った場所に辿り着いていた。
神祇省により立入禁止区域と指定されていたそこは、まるで時が止まっていたかのように、彼女が両親を失った瞬間のままの形で遺されていた。
焼けて掠れた両親との写真を手に取り、自分の無力さにカンナは声にならぬ慟哭を上げる。
大切な人を守れず失い続けるくらいなら、いっそこのまま死んでしまおうか──。そう思い拳銃に手をかけ自身の頭へと向けるカンナ。
視線を下に向け、引き金に力を込める。しかしその瞬間、カンナはふと床の違和感に気付く。
取っ手のような小さな突起が見える。屈んで目を凝らすと、それは巧妙に床にカムフラージュされた扉であった。
取っ手を掴み力を込めると、重々しい音を立てて扉が開く。そこに続いていたのは、先の見えぬ暗闇へと続く地下への道だった。
永遠かのように思える長い階段を下りていくカンナ。その終わりに待ち構えていたのは、まるで祭具殿のような厳かな雰囲気に包まれた小さな部屋だった。
部屋の奥に置かれていたのは、一振りの刀。そしてその横には、時が経って色褪せた一枚の紙。
──その紙に書かれていたのは、両親がカンナへと向けたメッセージであった。
『神流へ。お前がこの手紙を読んでいるとしたら、きっと私たちはこの世からいなくなっているのだろう。
そしてきっと、世界には何か大きな異変が起こり始めていて、きっとお前はそれと戦っているのだと思う。
だが悲しまないで欲しい。お前ならきっと、私たちがいなくなっても、逞しく生きてくれていると信じている。
真希島家に伝わる霊刀『加具土命』。この刀を、お前の為にここに残しておく。
この刀は持ち主の心に呼応し、その身に霊力の刃を宿す。即ち、お前の心の在りようがそのまま刀の力となる。
願わくばこれを手に取ることなく、お前には穏やかに生涯を終えて欲しい。
だが──もしお前がこの刀を必要とする時が来たのであれば、優しく強い心で、"大切な誰か"を守るために使って欲しい。
きっとお前なら正しく力を振るえると信じている。なんてたってお前は強くて優しくて賢い、私たちの自慢の娘なのだからな。
父さんと母さんはいつでもお前の傍にいて見守っている。──愛しているよ、神流。どうか健やかに』
手紙を読み終わったカンナは、生まれて初めて声を上げて泣いた。
そして泣いて泣いて泣き尽くした彼女の眼には、再び決意の火が灯っていた。
携行していたナイフで伸びきった後ろ髪をバッサリと切り落とした彼女は、手紙と共に加具土命を手に取って全力で駆け出す。
命を賭して自分を救ってくれた両親、ユイ、ユウカ──大切な家族たちに報いる為に。
"復讐"のためではなく、大きな危機に直面している"大切な仲間達"を、今度こそ自分の手で守り抜くために。
カンナの戦いが、今再び始まろうとしていた──。
持主の霊力を刀身に変える霊刀。
その刃は人を傷つけることなく、
怪異のみを斬ることが出来る。
云わば人を『守るため』の刀。
銃が苦手な神流でも扱いやすいよう、
特別にカスタムされたM9。
霊力が籠められた小さなナイフ。
主に接近戦で使用。
カンナの身の丈よりも大きな対怪異用の剣。
両親の仇と対峙した際に折れてしまった。
着任
「公安対魔特務六課所属、真希島カンナだ。前線での戦闘はアタシに任せな、全部ぶった斬ってやるよ。」
挨拶(ロビー)
「よお、おはよーさん。……なんだか疲れた顔してんな。しっかりメシ食ってっか?」
会話1
「ん、何か用か? 困ったことがあったらいつでも言いな。アタシで良けりゃあ力になるぜ。 」
会話2
「この前ネプのヤツがよ、冷蔵庫のアタシのプリンを食いやがったんだ。任務のご褒美に取っておいたのによ、許せねえ……。」
会話3
「正義だ悪だなんて関係ねえ。アタシはただ怪異をぶった斬る、それだけだ。」
信頼度上昇1
「アンタがここに来てから、隊の雰囲気が少し変わったような気がする。……べ、別に褒めてるわけじゃねえからな、勘違いすんなよ!」
信頼度上昇2
「たまに不安になるんだ。大切な人がまたアタシの前から消えちまうんじゃないか、ってよ……。はは、柄じゃねえよな」
信頼度上昇3
「指揮官、アンタはただ前だけ見て突っ走り続けな。……道はアタシがいつだって切り開いてやるからさ。」
放置
「おい、アタシを呼んでおいてほっとくなんていい度胸してんな。顔面一発いっとくか?」
昇進(レベルアップ)
「もっと強く……強くならなきゃなんねえんだ。もう二度と、大事なものがアタシの前から消えちまわないように」
編成
「おう、合点承知だ!」
作戦開始
「よっしゃ、ひと暴れしてやるぜ!」
選択
「おうよ!」
攻撃
「でりゃあっ!」
防御
「くっ、ちったぁやるじゃねーか」
被弾
「ちっ、やりやがったなテメェ!」
作戦成功
「任務完了、っとぉ! みんな、ケガはねーか?」
作戦失敗
「チクショウ、覚えてやがれ!」
行動不能
「クソが……アタシは、まだ……」
スキンシップ
「……テメェ、死にてーようだな?」
追放編 特別台詞
「もう誰も傷つけさせねえ。だからアタシはもっと強くなる。今度こそ、大切なモンを守り抜くために」