12.28に第7回例会が開催されました。前半は来年度の創造国語の新しい動きについて話をしました。後半は横浜国立大学附属横浜小学校の麻生先生が公開研究会で実践した謎解き物語の実践について語りあいました。議事録もぜひご覧ください。
第5回例会では、加藤良太先生の5年『固有種が教えてくれること』、高坂先生の昨年度の大学院の研究と『三年とうげ』「たから島のぼうけん」の実践の発表がありました。加藤先生は、非連続型テキストであるグラフや表、写真と文章とのつながりを見ていく実践でした。高坂先生は、教科横断的な学びをどう創っていくか、カリキュラムマネジメント、資質・能力という話まで話題があがりました。新規でご参加いただいた方も多く、学びの多い例会となりました。資料、議事録ともにぜひご覧ください。
第4回例会では、6月に行われた清水・青木・堀之内実践について語りあいました。お三方、それぞれが単元を開発しており、どれも興味深いものでした。議事録もぜひご覧ください。
第8回例会では、東京学芸大学の教職大学院で曽根先生が進めている研究論文、山梨大学の教職大学院で清水先生が仕上げた研究論文をもとに議論を行いました。曽根先生は、書くことの教育において文学的な表現を実用的・説明的な文章で活用して書く授業の可能性をテーマに掲げ、研究を進めていました。清水先生は、物語の設定や空所について、教科書分析やアンケート調査から成果をまとめていました。実践とは違った形での提案で、学びを深めていきました。
第7回例会では、横浜国立大学附属横浜小学校の平田先生、麻生先生の実践をもとに語り合いました。平田先生は絵本の実践を用いて「絵を読む」ということに重点をおいた2年生の実践。麻生先生はオリジナルで作成した推理物語文を扱った6年生の実践。両者とも、公開研究会で提案したもので創造国語ならではの単元を創造することの醍醐味を感じられる発表でした。それぞれ価値があるものだからこそ、どう位置付けていくのか、どんな価値があるのか、そんなことを考えたくなる実践でした。また、各地から新たに参加された方もおり、いろいろな視点で語ることができました。ぜひ資料をご覧ください。
第6回例会では、南アルプス市立若草小学校 の島田絢子先生の『鳥獣戯画を読む』を読むことの領域で扱い、さらに給食の食リポを書くことと関連させた実践について語りあいました。実際に清書されているものを見るとかなりレベルの高い文章たちです。どのようにすれば、読んだことを文章に生かすことができるのか、どのような文章を書けるようにしていけばよいのか、さまざまな視点で語りあいました。ぜひ、ご覧ください。
第5回例会では、12/16.17に横浜国立大学附属横浜小学校で行われる公開研究授業の検討会を行いました。創造国語に所属する白川治先生は16日に、麻生達也先生が17日に公開します。白川先生は4年生で映画「STAND BY ME ドラえもん」を使って、ノベライズ本との比較から感動の源をたどっていく授業。麻生先生は、6年生で推理小説を使って、言葉に立ち止まる子供たちを目指します。授業者が感じる悩みや、参加者として聞いて感じる疑問をぶつけあいながらよりよい授業へとつなげていきました。議事録も掲載しておりますので、ぜひご覧になった上で当日もぜひご参加ください!
第4回例会では、佐野先生の実践について語り合いました。先日の横浜国立大学附属鎌倉小学校で公開された授業を改めて語り合いました。
映画を教材化するという提案に対してだけでなく、「子どもが問いを作る」ということについても話題になりました。子供が問いを作ることは理想的かもしれませんが、本当に子供が作れているのでしょうか。初発の感想を一本釣りなんてことも実際には多いのでは!?子供が問いをつくれば主体的なのか!?そんな話題にもなりました。興味のある方はぜひ議事録もご覧ください!
第3回例会では、青木先生の実践について語り合いました。2年生の書くことの実践でしたが、生活科や算数などと関連したり、子供たちの生活とつなげる単元学習としても考えられていました。
ポップという文種やその目的、さらには発達段階的に何をねらいにしていけばよいのか議論になりました。自分の思いを表現すること、それを相手にわかりやすくつたえること、そして心を動かすこと、書くことの授業で皆さんはどんな授業を創造しますか?そんなことを考えさせられた時間でした。
指導案と議事録も以下に掲載しましたので、ぜひご覧ください。
対面、オンラインのハイブリットで開催し、これまでのセミナーと比べて最多の160名を超える皆様にご参加いただきました。3クラスで計6つの授業を生配信しました。夏休み中にも関わらず横浜国立大学附属横浜小学校の子供たち、職員の皆様には感謝しかありません。
夏休み明けの授業に、これからの書くことの授業に生かしていただければ幸いです。また、創造国語刊行の『カクトレ』もぜひお手にとっていただければ幸いです。(曽根朋之)
第2回例会では、久我先生の実践について語り合いました。
国語科で育む力、子どもたちの実態、授業者の願いから創りあげられた単元の中で、今回は「世界遺産 白神山地からの提言-意見文を書こう」(教育出版5年下)という教材文を用いた実践の意見交流をしました。
子どもたちの様子を踏まえて、「説得力とは何か」、「話し合い活動で考えを深めるためには」といったことなどについて考えました。実践を通じて語り合うことは、自らの指導観や国語観を捉え直すことにもつながると感じます。今後も例会やセミナーでは、実践を通して国語科での学びのあり方を考えたいと思います。(南保みなみ)
指導案と議事録も以下に掲載しましたので、ぜひご覧ください。
対面、オンラインのハイブリットで開催し、120名を超える皆様にご参加いただきました。授業を生配信し、学びあうことができたのは、横浜国立大学附属横浜小学校の皆様、白川先生、そして子供たちの尽力のおかげです。
今回の学びが全国の教室で生かすことができることを願っております。(曽根朋之)
2022年度 第1回例会 2022.4.17 AM10:00~12:00
今回は2022年度の創造国語、第1回目の例会ということで、時間がない中多くの方にご参加いただきました。新しく作成したHPを見ながら、1年間の見通しを確認し、最後には曽根提案がありました。曽根提案では、3月に道徳研究会語ルシスで発表した『およげないりすさん』という道徳教材を用いた実践でした。同じ教材を道徳と国語で同じクラスで扱い「国語科として学ぶこと」「道徳で学ぶこと」を改めて考えました。みなさんは「国語と道徳の違い」をどうお考えですか?白熱した議論の中で「国語科として文学を学ぶ価値」を追究しました。5月のセミナーにも生かしていければと思います。(曽根朋之)