2025年10月29日〜11月1日 softbio2025
2024年10月30日~31日 softbio2024
2023年11月01日~03日 softbio2023
2022年11月16日~18日 softbio2022
2021年11月16日~18日 softbio2021
2019年11月27日~28日 softbio2019
2018年11月21日~22日 softbio2018
近年、実験・測定技術の発展によってナノスケールの生物実験の精度が急速に改善されてきた。そこで明らかにされつつある情報・事象は具体的な物質の所在に立脚するものであり、既存の生物学の範疇を超えて広く物質科学を覆う学際的なものとなっている。例えば、生きている動植物、生体物質、またその臨床応用等を対象とする生物学関連分野においては、測定技術の直接的な開発や、見えてきた事象の物質メカニズム・制御機構の解明はホットトピックである。これらの発展によって注目されている細胞の自律的な運動は、計算物理学から見ると広い空間・時間スケールに及ぶナノ~ミクロンスケールのものが多く、統計力学や流体力学を駆使するソフトマター物理の方向性と親和性が高い。AI・データサイエンスは、その高度な計算手法を提供することで、新たなパターンの発見、各種の推定・予測において重要な役割を果たすことが期待される。本研究会では、これらの現状を鑑み、生物、ソフトマター物理、生物物理、バイオエンジニアリングおよび関連する情報科学等、幅広い分野の研究者や学生を対象に、知識の共有や情報交換の機会を提供する。
石本 志高 (佐賀大理工・教授)
村島 隆浩(東北大理・助教)