※「」付きの文章は、ユーザースタディで粘菌ゲームを体験していただいた参加者の方によるゲーム中のコマを置く意図あるいは粘菌の動きの予測に関する記述と、インタビューの書き起こしの抜粋となります。
「ゴール地点と粘菌の初期位置の中間を選びました。」
「粘菌の動きの法則などがまったくわからないため、5ラウンドの内最初の方は、粘菌を理解することを優先しました。 そのため、相手と同じ置き方をするのではなく、あえて離れた位置に置いてみました。 ドミノ倒しのように、線で繋ぐ方がいいのか、餌を密集させたほうが、粘菌的に向かいやすいのかなど、いくつかの仮説があり、その検証もかねて、遠くにおきました。 楽しいです。」
「点を取らせたいので、より粘菌側に近づけて配置しました。」
「さっきのターンで、餌が遠すぎるとあんまり動かないことがわかった。 また、相手の白い粘菌は、餌とは別の方向に伸びていることがわかった。 以上から、粘菌は、餌をおけば、その場所に一方的に進むわけではなく場所によって餌に対する意欲が違うのではないかという仮説をもった。そのため、黄色い粘菌においても、より活性的な場所を探そうと先ほどより近めの場所においた。相手の粘菌が右側に活性的であるのではないかという仮説を持ったため、あえて右側に置くことで、ゴールとは逆の方向に白い粘菌を誘導しようとした。」
コマ置きなし
「思ったより、黄色の粘菌が伸びてくれないので、さらに近くに置いてみた。伸びる方向的に、ゴールにたどり着くのが難しそうだと思ったため、相手の妨害と、自分のコマで点数を稼ぐ方向にシフトした。」
「ゴールへの到達は難しいと考え,すべてのコマを取りやすいと思われる配置にしました。」
「3本の分岐がある中で、下の2つが、まだ餌に食いつけていないので、下の2つの近くにおきました。」
「上の1つは、餌にたどり着いてしまったため、あんまり伸びないのではないかと思った。下2つはまだ餌にたどり着けていないため、伸びていくのではないかと考えた。」
---知的な/知的でないの項目と、愚かな/賢明なの項目が、愚かな項目が黄色い粘菌が3から4に上がっていて、白い粘菌2から4に上がっているんですが、知的でない/知的なの方は、黄色い粘菌は3から4に、白い粘菌は変わらないですね。特に愚かな/賢明な はどちらも上がっているんですが、これはなんでそうしたかとか覚えていらっしゃいますか。
「愚かな/賢明な という項目を、僕はとりあえず餌をとるのにどれだけ適した動きを取れるかなみたいな方でちょっと考えたんですね、その項目について。それでその、白い粘菌の方は、色々な範囲に広がっていくっていう風に見えたので、餌をとるっていう目的に対してそういう広がり方を選択しているっていう風に考えると賢明な選択をしているっていう風に思えて、黄色い粘菌の方も、ある一点、ある餌がある方向に向かってすごく伸びているという風に捉えると、やっぱりそれも賢明な広がりの一つなのかなあと思って、どちらも賢明の程度をあげて回答しました。」
---このゲームプレイ中に、もし粘菌に対して賢いなって、どちらの粘菌でも大丈夫なんですけど、賢いなと思ったりだとか、ある意味で知性のような物を感じたりしたタイミングが、もしあれば教えてください。なければ大丈夫です。
「ちょっと余り感じなかったですね。」
---逆に愚かだなとか逆のことを思ったタイミングってなにかありますか。それともどちらかというと自然現象みたいな。
「そうですね。粘菌っていうものの自然現象を見ている感覚でした。」
---ゲーム中何か、もし賢いな、とかちょっと知性を感じたようなタイミングがもしあれば教えてください。なければ大丈夫です。
「ありました。で、それは、真ん中に僕が置いたんですけど、ここで、上と下に分れていったのが面白かったですね。」
---ああなるほど。ここの白の動きですかね。
「そうですね。なんかもっとバクついてもいいのになって思ったんですけど、他の餌にいく感じが仲間となんかやってる、仲間と作業してるみたいなイメージが頭に浮かびましたね。ここもう食ってるからあっち行こうみたいな。のを、感じました。」
---なるほど。仲間と作業しているっていうのは誰と誰、ですか?
「僕の頭の中のイメージで、白の粘菌に対して、ある一人称があるっていうよりかは、なんかそのいろんな意識が、というか複数性みたいなものを感じたというか、片一方を食ってる間に、もう片一方その神経みたいなものを通して伝達して別の末端を伸ばそうとする感じがなんか」
---ああなるほど、白が複数いるっていう感じですかね。
「そうですね、複数っていう感じ」