第一回機械学習工学ワークショップ
(MLSE 2018)
第1回機械学習工学ワークショップ(MLSE2018)論文集 を発行いたしました
(ISSN 1341-870X No. 84)
第1回機械学習工学ワークショップ(MLSE2018)
開催概要
日程:2018年7月1日(日)~2日(月)
開催場所・指定宿泊先:マホロバマインズ三浦・本館
主催:日本ソフトウェア科学会 機械学習工学研究会
主要スケジュール
ポジション発表申込締切:2018年5月25日(金)
発表採択通知: 2018年6月 1日(金)
参加申込締切: 2018年6月 1日(金)
ワークショップ開催の背景
近年の機械学習、あるいは深層学習(ディープラーニング)の発展に伴って、機械学習を利用するシステムは急速に社会に浸透しつつあります。しかしその一方で、従来型のITシステムに用いられてきた様々なソフトウェア工学的手法は、機械学習を組み込んだシステム(機械学習システム)の前に全くと言っていいほど通用しなくなってしまっています。機械学習システムの開発・テスト・運用の方法論は未だに確立できておらず、開発現場ではエンジニア達が試行錯誤でなんとか凌いでいる状況です。
このような現状を踏まえ、機械学習システムに対しては「機械学習工学」ともいうべき、新たなパラダイムの確立・体系化が必要である、と我々は考えます。
ワークショップ概要
ワークショップの前半でポジション発表を行い参加者の立場を明確にするとともに、後半ではOpen Space Technologyにもとづき議論します。主に以下のようなテーマについて討論したいと考えておりますが、機械学習システムの開発・テスト・運用の方法論に関するテーマを、広く受け入れます。
- 機械学習プロジェクトを運用するマネジメント手法や組織論
- 機械学習システムのための要求分析、目的設計、工数見積もり手法
- 効率的な教師データの収集・整備、前処理の方法
- 機械学習システム開発を効率的に行うためのフレームワークやプログラミング言語、開発環境
- 機械学習システムの設計に用いるアーキテクチャ
- 機械学習システムのテスト・検証、デバッグ、モニタリング手法
- 機械学習システムを支えるプラットフォームやインフラストラクチャ、ハードウェア
Open Space Tecnology
ワークショップの後半では、体系化がまだできておらず、どの領域が重要かも定まらない当分野の中で有益な議論を行うため、Open Space Technologyを採用して、議論する議題の採択から議論をスタートします。
皆様の積極的なご参加をお待ちしております。
楽天株式会社の川口恭伸氏に、OSTのファシリテーションをお願いする予定です。
参加方法
参加区分は次の2種類あります。
- ポジション発表:ポジションペーパーにもとづく10分程度の発表
- 議論のみ
希望する区分に従い以下のとおり申込みを行って下さい。また、すべての参加者は下記URL(connpassページ)から申込みをする必要があります(5/1に募集を開始します)。
【ポジション発表】
ポジション発表したい内容に関するポジションペーパーを指定フォーマットで2-3ページ程度で作成し、後日公開する投稿方法に従い5月25日まで申込みして下さい。発表の可否について6月1日(金)までにご連絡いたします。
採択された発表のポジションペーパはWebサイトから公開されます。既存研究の発表も歓迎しますが、公開の際に著作権が問題にならないようにしてください。発表時間は10分程度を予定しています。
【議論のみの参加】
参加を希望される方は、参加申し込み時に、議論したい内容を200文字程度で記入していただきます。本内容は一般には公開されません。
運営組織
ワークショップ実行委員長
守田 憲司(Preferred Networks)
吉岡 信和(NII)
プログラム委員
石川 冬樹(NII)
今井 健男(LeapMind)
丸山 宏(Preferred Networks)
土肥 拓生(レベルファイブ)
太田 満久(ブレインパッド)
吉崎 亮介(キカガク)
OSTファシリテータ
川口恭伸(楽天)