語彙の諸問題
データベース、辞書等
語源を調べることができる辞書類🔎
OED Online [学外からは仮想デスクトップを通して利用できます。]
『英語語源辞典』[教員推薦図書コーナー; hellog #5210. 世界最強の英語語源辞典 --- 寺澤芳雄(編集主幹)『英語語源辞典』(研究社,1997年)]
Online Etymology Dictionary (Etymonline) [オンラインで使える本格的な語源辞典。iOS版もあり。その他オンライン辞書については、hellog #485. 語源を知るためのオンライン辞書を参照。]
OED Text Visualizer (beta) [テキストを入力すると、テキスト内で使われている単語が語源・初出年によって視覚化されます。]
The Historical Thesaurus of English [特定の意味の場における単語の変遷史について調べることができます。(e.g. PRIVY/LATRINE, ANIMALS, DIE)]
OED Onlineの使い方を解説した動画集です(日本語字幕あり)。旧インターフェースの使い方はこちら 🎦。
現代英語の辞書類🔎
OneLook Dictionary Search [様々な英英辞典の横断検索ができます。]
ジャパンナレッジLib [様々な信頼性の高い事典、辞書を一括検索できるデータベース。使い方に関する動画はこちら。学外からは仮想デスクトップを通して利用できます。]
『ジーニアス英和辞典』第6版 [最新の新語を多数収録。コラム[英語史Q&A][語のしくみ]は必見です。]
その他
Word Stories (OED blog) [様々な単語の起源や意味の発達を説明したブログです。]
Acronym Finder [100万語以上を収録した頭字語の検索エンジンです。]
Mysteries of Vernacular (TED-Ed)🎦 [様々な単語の興味深い起源について説明した動画のシリーズです。(日本語字幕あり)]
コーパス
使用域毎の単語の使用状況、頻度の変遷、意味の変化等について調べる際にはコーパスが有用です。詳しくは「英語コーパス入門」を参照。
語彙借用の歴史[英語史の概観]
関連記事
堀田隆一. 2017.「なぜ英語語彙に3層構造があるのか? ―― ルネサンス期のラテン語かぶれとインク壺語論争」(連載「現代英語を英語史の視点から考える」第6回)[hellog関連記事]
堀田隆一. 2017.「なぜ「グリムの法則」が英語史上重要なのか」(連載「現代英語を英語史の視点から考える」第8回)[hellog関連記事]
How did English evolve? (TED-Ed)🎦: 英語の外面史に触れながら借用語の歴史を説明している。英語本来語とフランス語からの借用語の棲み分けについての解説がわかりやすい。(日本語字幕あり)
英語の語源とOED
OEDに関する様々な統計 [2013年時点での記述の長さTOP10はOED statistics: a look around the leader boardを参照]
Updates (OED Online) [OED Onlineは一年に4回更新されています。2024年3月の更新内容はこちらから。新たに追加された日本語からの借用語についての解説はこちらから。]
A New English Dictionary on Historical Principles (10 vols)📖 [映画『博士と狂人』の中で話題になっているartという単語の項目が載っているページはこちらから。]
様々な外国語からの借用語を調べてみよう🔎
OED OnlineのAdvanced searchからLANGUAGE OF ORIGINの項目を確認してみよう(フランス語からの借用語、ラテン語からの借用語、ギリシャ語からの借用語、日本語からの借用語)。
映画『博士と狂人』日本版予告編🎦: 映画『博士と狂人』の予告編。OED編纂の背後にあった実際の物語が基になっている。
語形成
最近の流行語を調べてみよう🔎
Oxford Word of the Year [2004年以降]
Dictionary.comのWord of the Year [2010年以降]
Merriam-WebsterのWord of the Year [2014年以降]
Word Spy [新語のリスト(1996年から2018年まで)]
New Words ―About Words―Cambridge Dictionary Blog [新語に関する情報を定期的に発信するブログ]
様々な語形成の例を調べてみよう🔎
OED OnlineのAdvanced searchからTYPE OF FORMATIONの項目を確認してみよう(複合語はこちらから)。
接辞と語根に着目した単語学習法
関連記事
Word formation (English Grammar Today; Cambridge Dictionary) [様々な語形成について解説があります。]
堀田隆一. 2017.「接尾辞 -ish の歴史的展開」(連載「現代英語を英語史の視点から考える」第7回)[hellog関連記事]
Using corpora to track the language of Covid-19: update 2 (OED blog) [コロナ関連語をコーパスで調査した記事。]
Birth of a nickname (TED-Ed)🎦: 異分析(metanalysis)について解説している。(日本語字幕あり)異分析についてはMerriam Websterのこの記事も参照。
意味変化
※HTOEDの使用方法についてはHistorical Thesaurus of the OEDのご利用ガイド|カテゴリーについて🎦とHistorical Thesaurus of the OEDのご利用ガイド|研究での活用方法🎦を参照。
関連記事
Where do new words come from? (TED-Ed)🎦: 借用、語形成、意味変化等、新語の誕生の過程を解説している。(日本語字幕あり)
Mysteries of vernacular: Quarantine🎦: quarantineという単語の起源と生じた意味の変化について解説している動画。(日本語字幕あり)hellog #144. 隔離は40日も参照。
教員推薦図書(専修大学図書館)
寺澤盾. 2016. 『英単語の世界―多義語と意味変化から見る』中央公論新社. [教員推薦図書コーナー]
堀田隆一. 2016. 『英語の「なぜ?」に答える はじめての英語史』研究社. [教員推薦図書コーナー]
米倉綽. 2015. 『歴史的にみた英語の語形成』大修館書店.