使用域について調べる
おすすめのコーパス
おすすめのコーパス
Corpus of Contemporary American English (COCA) [現代アメリカ英語のコーパス。10億語(1990年~2019年)。単語や表現の使用域ごとの分布を知りたい時に特に便利。]
基本的な使い方
基本的な使い方
Chart機能を使うことで、単語や表現の使用域毎の分布をグラフ化することができます。PER MIL(百万語あたりの頻度)に着目しましょう(グラフはPER MILが基になっています)。
BLOG:ブログ記事
WEB:一般的なインターネットのサイト
TV/M:テレビや映画
SPOK:話し言葉
FIC:小説などのフィクション
MAG:雑誌
NEWS:新聞記事
ACAD:学術論文
検索例①
検索例①
notwithstandingを調べた結果です(検索式:notwithstanding)。学術論文(ACAD)に集中して見られることから、この単語はフォーマルな使用域と結びつきがあると考えられます。
検索例②
検索例②
a lot ofを調べた結果です(検索式: a lot of)。話し言葉(SPOK)に集中して見られることから、この表現はインフォーマルな使用域と結びつきがあると考えられます。
応用
応用
類義語の棲み分けを調べてみると面白いです。以下、未来表現として使われるwillとbe going toの使用域毎の分布を見てみましょう。
willと動詞の原形の組み合わせを調べた結果です(検索式:will_vm _v?i)。
be going toと動詞の原形の組み合わせを調べた結果です(検索式:_vb going to _v?i)。
Excelを使うと、PER MILの数値を基にこのような表を作ることができます。willとbe going toの使い分けについては文法・語法の参考書や辞書を参照してください。