ミナミカワゲラ亜目の和名
・和名についてはコンセンサスがとられていない?
ネット上ではこのサイトで和名が提出されている(提出者はカワゲラの研究者ではない)
一方で、日本分類学会連合のサイトでは、Eustheniidae はニシキカワゲラ科とされている
『動物系統分類学(1971)』では、Zwick (1969) にしたがい、ムカシカワゲラ上科 Archiperlaria およびミナミカワゲラ上科 Austroperloidea という和名を提出しているが、現在もっとも一般的な体系では、Archiperlaria は Eusthenioidea に、Austroperloidea は Gripopterygoidea に対応
・以上をまとめると、こういうことになるようだ
Suborder Antarctoperlaria ミナミカワゲラ亜目
Superfamily Eusthenioidea (= Archiperlaria) ハレギカワゲラ上科 (1) / ムカシカワゲラ上科 (3)
Family Eustheniidae ハレギカワゲラ科 (1) / ニシキカワゲラ科 (2)
Family Diamphipnoidae チリカワゲラ科 (1)
Superfamily Gripopterygoidea (=Austroperloidea) ツリカワゲラ上科 (1) / ミナミカワゲラ上科 (3)
Family Austroperlidae カクムネカワゲラ科 (1)
Family Gripopterygidae ツリカワゲラ科 (1)
・ニシキ、チリは悪くない印象
・ムカシも捨てがたいが、そもそも Archiperlaria は Illies (1960) によって新たな目として提唱された名前なので、現在の体系的にはあまりよろしくないかも
・カクムネはまだわからないでもないが、ツリはあまりしっくりこない