○心のとらわれを解きほぐす 維摩の世界
【付録】随想 光瑞師から『般若心経』を聞いた頃
真々園発行 2013.12.25 A5版68頁 500円 送料300円
<科学が高度に発達すれば宗教は無用になるだろう> という説をなす者は、池水に投影した月を捕えようとしておぼれた猿に等しいであろう。理性が霊性によって裏づけられることこそ、二十一世紀に求められる科学と宗教の関係ではなかろうか。その意味において『維摩経』「香積仏品」ほど暗示に富んだ経典もないであろう。(本文より)
小見出し
○『維摩経』の人間観―維摩の仮病/文殊と維摩の問答/舎利弗に不思議を説く
○宇宙人を語る「香積仏品」―飯のことを思うな/分身の術/大宇宙の香りの国/香りの食べ物/五十億年食べても尽きない/一切経すべてナムアミダブツ
○「仏国品」と阿弥陀仏国―私たちの願いに応じて/なぜ不浄の国土/もう一度スイッチオフ/あとがき/ ◆法語「御簾の内と外」
【付録】随想、光瑞師から『般若心経』を聞いた頃―夢告で聞いた講話/勝つも負けるもすべて空/協和・共存の人類のために/◆『般若心経』全文