○浄土のすくい~釈尊と七高僧~
法藏館発行 ISBN4-8318-8139-2 初版1999.8.10 小B6版92頁 800円(税別) 送料300円
念仏の大徳として知られる著者が、インドの龍樹・天親から法然・親鸞にいたる他力念仏の伝統を、釈尊と七高僧の生涯とその思想的特質を確かめつつ明晰に解き明かした味わい深い講話集。
小見出し
はじめに――宗教とは何か
七高僧の人と生涯
七人が選ばれた理由 龍樹菩薩、天親菩薩、曇鸞大師、道綽禅師、善導大師、源信
和尚、法然聖人、七高僧の意義
浄土の教え――釈尊から親鸞へ
霊性の真実に立つ、死との対決 [四門出遊=釈尊]
永遠に生きる道 [涅槃=釈尊]
人間再生のメカニズム [四句百非=龍樹]
わが心を否定する [八不中道=龍樹]
自力では不可能 [難行・易行・空=龍樹]
ナモアミダブツとは [真空妙有=天親]、
済度して済度しない [即非の論理=曇鸞]
浄土教の完成 [二種深信=善導]
救いの構造 [二種深信=法然・親鸞]
真の救い [二種深信=村田和上]
釈迦仏教の本質 [八正道と称名=釈尊と親鸞]
現代の課題
『浄土のすくい~釈尊と七高僧~』の表紙