特別支援教育士(S.E.N.S.)とは

特別支援教育士(S.E.N.S)とは

特別支援教育士(S.E.N.S)は,LD・ADHD等のアセスメントおよび個別の指導計画の立案と実施ができる人材です。

例えば,学校内で,児童生徒や教師をトータルに支援できる心理と教育の専門資格です。

  特別支援教育士。それは,すべての子どもたちを幸せにする資格です。


特別支援教育士の資格を取得する」(一般財団法人特別支援教育士資格認定協会サイトへ)

 PDF 特別支援教育士(S.E.N.S.)ポスター

 PDF 特別支援教育士リーフレット

資格取得者の声

(一般財団法人特別支援教育士資格認定協会サイトより転載 兵庫支部会メンバーの声)

S.E.N.S機関誌(明治図書出版サイトへ)『LD,ADHD&ASD』57号にも,

(一般財団法人 特別支援教育士資格認定協会サイトへ)掲載しています。

☆ その子の背景の実態把握する力を S.E.N.Sの会兵庫支部会 会員

 私は,次のような悔しい思いをしたことがあります。他校の先生から,教室で落ち着かない子どもについての相談がありました。私は,もっていた精一杯の知識を伝えました。しかしその先生は,私の助言を採用することができませんでした。強面先生の意見を聞くことになり,厳しくする対応することになったからです。結局その子は2学期後半から,手がつけられなくなったとのことでした。専門家としての意見ならば,聞いてくれたかもしれないと思っていた時に,先輩が,「S.E.N.Sの講座を受講してみないか」と誘ってくれたのです。養成セミナーで学び始めると,腑に落ちることがたくさんありました。いただく情報の片っ端から読み漁りました。

 その後保護者が,発達検査のデータを持って来られました。S.E.N.Sだった私は,検査結果と実態から,具体的な手立ての説明をしました。帰り際,「先生,分かったわあ。ありがとう。」と。これからの子ども理解は,特別支援教育の視点が不可欠です。通常の学級担任であれば,尚更。UD化やSSTを取り入れて終わる話ではありません。その子の背景を実態把握し,行動・発達過程などを理解してこそ,真の支援ができます。共にS.E.N.Sとして学びませんか。

☆ ご縁と出会いに感謝!  S.E.N.Sの会兵庫支部会 会員

 「忘れ物?プリントは?」「単語が覚えられない、練習が足りないの?」「また、ケンカ?」通常の学級で担任、教科指導、部活動の指導をしながら、自分の経験則の指導だけでは効果が上がらない生徒と出会うことがありました。何か指導の切り口を増やしたいと思っていた時、偶然同僚から、竹田契一先生の講演会に誘われました。お話のなかで「これはもしかしたら、○○くんのこと?」「△△さんには違った学び方が必要だったの?」講演が終わる頃には、「生徒の認知特性を知り、支援していきたい。」と考えていました。

 その後、勤務した特別支援学校の先輩の先生に“S.E.N.S”を紹介いただき、養成セミナーの の中でLD・ADHDのアセスメントと指導について系統立てて学ぶことができました。現在、学校生活支援教員(LD・ADHD等通級指導担当)として通級指導、支援地域の学校巡回、こうべ学びの支援センターの巡回相談員の業務をしています。今後もS.E.N.S兵庫支部の研修に参加させていただき、最新情報やご指導を受けながら、通級による指導はもちろん、保護者相談、支援地域の先生方と生徒理解や支援の方法の協議に努めていきたいと思っています。