【ペルシア語読書会】
【アッカド語読書会】
研究室所属の院生は、京都の他大学で開催される原典講読会に参加しています。
【アラビア語読書会】
「イブン・ファドル・アッラー・ウマリー原典講読会」(主催:イスラーム地域研究早稲田拠点ユニット1「イスラームの知と権威」、代表者:谷口淳一(京都女子大学))
【オスマン語読書会】
「エヴリヤ・チェレビー旅行記講読会 Evliya Çelebî’s Seyâhatnâme」(代表者:塩野﨑信也(龍谷大学)、毎月開催)
【成果刊行物】
アブー・ドゥラフ『イラン旅行記』イスラーム地理書・旅行記研究会訳注、1988年6月30日.
【過去のペルシア語読書会】
ムハンマド・ブン・マフムード・トゥースィー『被造物の驚異と万物の珍奇`Ajāyib al-Makhlūqāt wa Gharāyib al-Mawjūdāt』(代表:守川知子)
本読書会は、セルジューク朝最後の君主であるトゥグリル3世(在位571-590/1175-94年)に献呈すべく著されたペルシア語百科全書『被造物の驚異と万物の珍奇』を講読対象としています。2003年4月から月一回のペースで読書会を開きました。毎回担当者が日本語訳注のレジュメを作成し、読書会の席でそれに修正を加えるというスタイルです。宇宙論から世界の諸地域、諸都市の地誌、鉱物、植物・動物など文字通り万物について綴った書であるとともに、当時の王朝における文化人サロンに共有されていた知識について知ることができる貴重な史料です。テキストの特性上工具書は多岐に渡ります。そのため本読書会に参加していると図らずとも広汎かつマニアックな知識が身についていきます。またモンゴル時代以前の特殊なペルシア語の文体に慣れる上でも有用です。
訳文は『イスラーム世界研究』に掲載されています。下記リンクから原稿のPDFファイルにアクセスできます:
連載第一回 解題及び本編ムカッディマと目次
連載第二回 第一部 高き諸天とそこに属するものの驚異について
連載第三回 第二部 天と地の間で生じる驚異について
連載第四回 第三部 大地と水と海の驚異について
連載第五回 第四部 町やモスクや聖堂などについて
連載第六回 第五部 樹木、果実、香草について
連載第七回 第六部 彫像や図像の驚異について
連載第八回 第七部 人間のすばらしさとその性質の驚異について