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2023年の振り返り

December 31, 2023


今年もあっという間に年の瀬となりました。

2023年は私にとって大変学びが多い年でありました。


まず3月にはリベラルアーツ研究教育院でのFDの企画運営、多様性を尊重し対話を続けるために」というテーマでのワークショップのファシリテーションを実施しました。違和感・不快感はつきもので、なかなか難しい議論展開ではありましたが、同僚の皆さんの暖かいサポートを賜り、非常に有意義な時間を持てたと思います。

3月から1年間東工大の人を対象とする倫理審査委員会のグループ主査を仰せつかりまして、本審査でも審査書類のまとめ役を担当しております。責任重大な業務なので、気持ちを引き締めて望んでおります。

3月から4月にかけては、多様性に関する資料作成に携わらせていただき、事務の皆さんには大変なご迷惑をおかけしながら完成させることができました。広報課・企画課の皆様、ご支援を賜りありがとうございました。


6月から8月にかけて、今年も大学院科目「文系エッセンス:アメリカ学」を担当しました。170名履修の授業ですが今年もTA・文系教養事務・英語科目事務の皆様にお世話になり、なんとか終了することができました。その後の採点は非常に時間がかかりましたが、学生の皆さんが真剣に取り組んでくださったレポートですので、一つ一つ時間をかけて拝読しました。アメリカ学は人種・民族・構造的制度的差別という日本ではあまり取り上げないトピックを扱い、自身のアンコンシャスバイアスと向かい合って歴史的考察をしながら現在の現象を理解する、という比較的重い内容です。それにもかかわらず、170名の皆さんが毎回参加・課題提出し、レポートもそれぞれが選んだトピックで考察し(英語で)提出しました。内容も非常に濃いものが多く、私も色々と学ばせてもらったという気持ちです。


8月は教育学会と教育心理学会で論文発表しました。

特に教育心理学会では、私が今後日本で力を入れていきたいと考えているソーシャル・エモーショナル・ラーニング(SEL)の実践についてお話しさせていただく機会をいただきました。大学院生からの興味深い質問を受け、外国語教育とSEL について色々とやりとりをしていくうちに更なるモチベーションをいただいきました。


9月にはETS主催の EGAP Japan Consortium の対面初会合が京都で開催され、参加しました。いつもお世話になっているETSの皆様、Zoomでしかお目にかかったことのなかった先生方と対面でお目にかかり、意見交換し、相互理解を深めることができ大変有意義な時間を過ごさせていただきました。


また、9月からは来年度から教員向けワークショップの企画・運営に携わらせていただいております。現在進行中ですが、学生の皆さんが自由にのびのびと学修できる場を提供し、さらに活躍できるようなキャンパス作りを目指していこうと考えております。


11月はシンガポールで開催されたWorld Educational Research Association に参加しました。論文2本を発表しましたが、特に幼児教育における多様性の欠如については、同様の関心を持つ研究者と意見・情報交換ができ、非常に学びの多い時間となりました。

さらに11月には全学FDに参加し、今までなかなか対面でお話しする機会のなかった理系の先生方とご一緒する機会をいただきました。AI や多様性についてのワークや議論・討論を通し、教育や学生への支援を真剣に考えていらっしゃる東工大の皆さんと一緒にお仕事ができることに大変嬉しく思いました。企画・運営してくださった皆様、本当にありがとうございました。


12月の終わりはEGAP Japan Consortium のオンライン会合が開催され、参加いたしました。他大学における英語教育カリキュラムや、授業実施運営における意見交換などができ、書先生方の多様なご意見やご経験に触れることの重要性を再確認いたしました。


東工大着任後3年目の私ではありますが、東工大での同僚の皆様、学外・研究分野の皆様の暖かいご支援により、この1年、教務、他業務、また研究に力を入れることができました。来年は東京医科歯科大学との統合など、更なるビッグイベントが待ち構えております。さらに頑張っていきたいと思いますので、どうぞよろしくお願いいたします。

December

December 4, 2023


早いもので今年も12月がやってきました。

3Q が終了し、出張、FDに参加しながらも採点に追われておりましたが、なんとか無事に4Qを迎えることができました。


教養卒論(GSEPクラス)

TOEFL対策セミナー第八

英語スピーキング演習第四

を担当いたします。


TOEFL対策セミナーでは初めてETSのCriterionというライティングプログラムを導入することにしました。学生の皆さんには英語ライティングのスキルを向上し、書くことを楽しいと思っていただけるようになればと期待しております。


教養卒論では2年前に立志プロジェクトで一緒だったGSEPの学生さんたちとの久しぶりの再会です。大変楽しみにしております。