“これこそまさに、世界の平和と調和にとって必要とされていることです。”
シュリ サティヤ サイ ババ
ルッドラムの詠唱方法には以下の4つの段階があります。「ルッドラ」、「エーカーダシャ(「11の」という意味)ルッドラ」、「マハー ルッドラ」、そして「アティ ルッドラ」です。
ナマカムを11回とチャマカムを1回唱えると「ルッドラ」になります。「ルッドラ」に11をかけると「エーカーダシャ ルッドラ」になり、「エーカーダシャ ルッドラ」に11をかけると「マハー ルッドラ」となり、「マハー ルッドラ」に11をかけると「アティ ルッドラ」になります。つまり、「エーカーダシャ ルッドラ」とは、121回の「ナマカム」の詠唱と、11回の「チャマカム」の詠唱になります。これは、ルッドラムを完全に唱えられる11人の人が、ナマカムを11回(11人×11回=121回)とチャマカムを1回唱えることで成し遂げられます。
また、エーカーダーシャ ルッドラという時、それは「11のルッドラ神群」のことも指します。人には11の器官、すなわち5つの知覚器官(グニャーネンドリヤ)と5つの行動器官(カルメーンドリヤ)、そして心があります。この11の器官は、人を感覚的欲望に巻き込み、堕落させてしまう力があります。11のルッドラ神郡はこれら11の器官を司ります。バガヴァンは11のルッドラのすべてを支配することにより、人は神を悟ることができるとおっしゃっています。
このパーラーヤナム(詠唱・読誦)は、身体的・精神的・霊的な健康をもたらすだけでなく、全世界にも恩恵を与えるものです。
※写真は2006年にプラシャーンティ ニラヤムで行われたアティ ルッドラ マハー ヤグニャで祀られたサーイーシワラ リンガムです。バガヴァンはこの儀式の折に、ルットウィック(祭司)の方々に対して、ルッドラムやヴェーダをどのように詠唱すべきか、三つの指示をお与えになりました(詳細はこちら)。
※SSOでは毎年エーカーダシャ ルッドラ パーラーヤナムを全国のどこかで開催しています。チャンティング(詠唱)の際には声を一つにするため、「SSO音源」での間の取り方やスワラ(抑揚)で揃えて唱えるようにしていますので、可能な範囲でご協力をお願いいたします。唱えられない方もぜひご参加いただき、ヴェーダの波動をご体験いただくともに、世界の平和と調和をともにお祈りいただけますと幸いです。
「詠唱手順書」の原稿サイズはA4です。1ページ版と英語版は当日会場で配布されますが(白黒印刷)、2ページ版は配布されません。
詠唱する各マントラのテキストは、ラグンニャーサハを除き『ヴェーダ ハンドブック』にもあります。
スマホ・タブレット用テキストは、ファイルをダウンロードして開いた方が使用しやすいです。アプリの種類や設定によっては上下だけでなく左右にもページをめくることができ、また、マントラの区切りにしおりを挿入しており、ジャンプすることができます。
「SSO音源(1人)」はSSOヴェーダチーム(日本)の音源で、「SSO音源(1人, マントラ別)」の各音源をひとつに繋げたものです(音質はよくないです)。
2025/10/15 変更
詠唱手順書のガナパティ プラールタナーのオームを短くしました。
2025年9月13日ヴァーラーナスィー(バラナシ)でのエーカーダシャ ルッドラ パーラーヤナム
2006年8月12日 アティ ルッドラ マハー ヤグニャでのルッドラム詠唱
2010年バンガロールの帰依者たちを祝福するバガヴァン
宮島最古の寺院「大聖院」
観音堂で詠唱
本尊:十一面観音菩薩
(梵名:エーカダシャムカ)