一般狼

地上界で生活する狼たち。

能力を持つ者、持たない者など様々だが、純白や漆黒の毛を持つ者は少ない。

普通狼

仮名:ふつうろう

通常の狼。世界で最も多く存在し、毛色などは様々。

100齢まで生きる者は少ない。

呪霊狼、幻狼以外の狼を特に『通常狼』と言う。

呪力や魔力を扱う狼で、そこそこ長命になる。

呪力を扱う者を『呪者』、魔力を扱う者を『魔術師』と言う。

別名『海の民』とも呼ばれており、アパッシオナート王国内にのみ住まう。

かつて海ノ神からの罰を受け〈海の呪い〉にかかった狼の子孫たち。

特別な力があると信じられているが、通常の狼よりも短命の場合が多い。

身体に海獣の特徴がある。

亜獣

仮名:あじゅうろう

狼と狼以外の獣の血を持つ者

別名『混血狼(こんけつろう)』とも呼ばれているが、一般にはハイエナ族や猫族、獅子族などの『○○族』と呼ばれている。

特に、竜族・鬼族・魔族をまとめて『特殊亜獣狼』と言い、魔力や呪力などの能力を扱う。

犬と狼との混血で異世界から迷い込んだ犬の場合を特にハーフウルフと言う。身体能力が普通狼に比べると高い事が多く、加護を持っている事もある。

狼界での犬との混血を『犬族』と言う。

竜と狼の混血の者

亜獣狼の中では最も珍しい存在で、長命。

立派な角を持ち、黄色~緑色の目と鋭い瞳孔が特徴的。

サンリルド帝国の詠竜国にのみ住まい、神聖視されている。

現在は数頭しか存在していない。

魔獣と狼との混血の者

比較的短命だが、数は多い。

必ず角を持ち、性格が荒い者がほとんどで、呪力を扱う。

サンリルド帝国の百鬼夜國に追放されている。

霊獣と狼との混血の者であり、比較的短命。

青系統の毛や瞳などを持つ者が多く、魔力を扱う。

他の集落や街などから離れた自然の中に住まい、自然の力を頼りに生きる者がほとんどのため、出会う事は稀。