笑い合う、

キミとの距離は

Roughing at each other,

The Distance from you

静かに天へと向かって消えてゆく、美しい残響。鳴り響く喝采。

ここは芸術の国・アパッシオナート王国。

琉那(ルナ)は彗星蘭(すいせいらん)のメンバーと共に、この地で様々な音楽を奏で、様々な者に感動を与えていた。

自らを〈音〉と〈色〉で自由に表現できる――。

それは琉那にとっては何にも代えられない〈大好き〉な存在であり、それが幸せな瞬間(じかん)で……。

しかし、笑い合っていたこの日々は、いつか壊れてしまうモノで、それは何よりも呆気ない〈記憶〉となる。

琉那が宿す、隠れた〈気持ち〉とは――。

※仮粗筋