獣たち
ルミアナの創作には様々な獣たちが存在しています。
その中には、現実世界に存在している動物たちも存在しています。
神々
龍
大蛇のような姿をした、全ての獣の頂点に君臨する、いわば〈神〉。
角と触角を持ち、翼を持たないのが特徴。
現在では狼の姿となり地上で生活をしている場合が多いが、世界の秩序を見守る者。
永久的な生命力を持つ。
天龍
世界の秩序を司る〈神〉。
世界の創造主である〈頂帝〉は一般に〈創造神〉と呼ばれ、魔界の秩序を見守る〈魔天龍〉と共に世界の頂点に君臨する。
神龍
世界の秩序の中でも自然の力を司る〈神〉。
神鳥
各界を護る鳥で、龍の従者とも言える存在。
各界に存在している〈宿り木〉から誕生し、龍と共に〈宿り木〉を護ると共に各界を護っている。
狼の姿となり、龍の者と共に生活している者がほとんど。
天鳥
天界を護る鳥。
堕天鳥
魔界を護る鳥。
精霊鳥
精霊界を護る鳥。
聖霊
精霊・妖精の総称。
契約または誓約を結ぶことによって力を貸してくれる存在であり、その能力や生態は不明な点もある。
精霊
秘境で誕生し、様々な獣の姿をした〈魔ノ器〉や〈呪ノ器〉を持つ者の総称。
契約または誓約を結ぶことによってその力を貸してくれる存在であり、その内容は様々である。
精霊の強さによって共にする妖精の数が変わり、精霊の〈魔ノ器〉〈呪ノ器〉が大きいほど妖精の数は少なくなる。
契約をする場合は〈結晶〉が必要となる。
通常の場合、契約・誓約は1頭のみであるが、神々は2~3頭と契約・誓約ができる。
精霊術を操る者を『精霊術師』、精霊術を操れない者を『精霊技師』と呼ぶ。
大精霊(たいせいれい)
魔力または呪力を操る精霊。
膨大な〈魔ノ器〉または〈呪ノ器〉を持ち、必ず異名を持つ。
契約の条件が大変厳しいため、一般狼とは契約・誓約を結んでいない精霊がほとんどである。
準精霊(じゅんせいれい)
大精霊以外の様々な獣の姿をした精霊を言う。
魔力または呪力を操る精霊であり、一般に精霊とは準精霊を指す。
魔力や呪力を操らない一般狼でも契約・誓約は可能だが、その場合のほとんどは精霊術を操れない『精霊技師』となる。
微精霊(びせいれい)
様々な獣の姿をしているが、自らの力を制御できない精霊。
〈魔ノ器〉や〈呪ノ器〉が安定しておらず、契約・誓約を結べない。
準精霊の見習いであり、準精霊と契約をしていると微精霊が遊びに来ることもある。
人工精霊
ニンゲンの手によって造られた精霊、または神々によって造られた精霊であり、契約のみ可能。
〈結晶〉から出られる時間が決まっている。
ニンゲンの手によって造られた精霊とは狼たちは契約を結ばないことがほとんど。
妖精
精霊の付き添いのような存在であり、淡い光の姿をしている。その姿は宿す魔力・呪力によって色が変化する。
一般に、契約・誓約を結んだ精霊たちからその力を借りる。
幻獣
仮名:げんじゅう
狼以外の獣たちのうち、特別に名前が付けられている獣の総称。
通常の獣に比べてその能力は高い。
聖獣(せいじゅう)
聖なる獣と呼ばれている獣たち。
地上界ではその姿を見ることは滅多にない。
一部の獣は地上界でも見られるが、野生の姿を見られることはほとんどない。
天獣(あまのけもの)
天界、神聖カルデリア王国の一部に生息する、魔力を操る獣。
立派な角と艶やかな毛、翼を持った馬のような身体付きが特徴。
温和な性格だが、自然破壊や〈気〉が乱れると暴れ狂う。
一角馬(いっかくば)
その名の通り、一角を持つ馬で別名『幻夢馬(げんむのうま)』と呼ばれている。
美しい立髪を持っており、魔力を操る。
天界にのみ存在する。
ドラゴン(竜)
巨大なトカゲのような獣。
身体は硬い鱗に覆われ、角と翼を持ち、触角がないのが特徴。
〈竜笛(りゅうてき)〉と呼ばれる特殊な笛で操られる。
地上界では狼やニンゲンたちに飼われている場合が多く、野生のドラゴンを見ることは稀である。
瑞獣(ずいじゅう)
祟獣とは対をなす存在の獣とされており、生命を生み出す獣。
龍や神鳥に近い存在だが、それらとは全く異なる獣であり、11頭のみ存在すると言われている。
神でもその姿を見ることは少ないが、神以外の者は見ることすら稀であり、災いを呼ぶと言われている獣から幸せを呼ぶと言われている獣まで様々。
白虎(しろとら)
純白の毛と黄金色の紋章を持つ大きな虎。
神の使いであるとの言い伝えがあり、見た者には幸福が訪れ、祈った願いを叶えてくれると言われている。
一部の場所では伝説となっているらしい。
七狐(しちのきつね)
九つの尾を持ち命を与えると言われる狐『九尾』を筆頭に、神の使いと言われている『白狐(びゃっこ)』、聖なる炎を司ると言われている『紅狐(ひぎつね)』、死を予言すると言われている『霊狐(れいこ)』、知恵を与えると伝えられている『老狐(ろうぎつね)』、彷徨う者を助けると呼ばれている『六尾』、地方によって縁結びの神または縁切りの神とも伝えられる『二尾』を合わせて七狐と呼ばれている。
彼らは一緒に行動をしているわけではなく、単独での行動をしているらしい。
麒麟(きりん)
長い首ともこもことした白色の立髪を持つと言われている。
天候を操ると言われており、災害を起こすと言い伝えられている地方もあれば、恵みをもたらすと言われている地方もある。
狛犬(こまいぬ)
獅子に近い身体付きをしており、角が有る狛犬と角が無い狛犬の2頭が存在している。
災いから民を守る際に姿を現すと言われている。
祟獣(たたらじゅう)
その名の通り、祟られた獣。
一般に狼以外の獣が〈祟者〉と呼ばれる者から祟獣にされるが、稀に狼でも祟獣にされる場合がある。
非常に強力な力を得る代わりに、非常に短命で、一定の期間を過ぎると死に至る場合がほとんどで、紫黒いベール状のもの、または、ウネウネとうねる触角のようなものを複数纏い、その生命が尽きるまで暴れまわることが一般的。しかし例外も存在していることがわかっている。
一定の術を持った者にしか対処はできず、その術を持たない者が祟獣を殺傷するとその者は一生癒えぬ〈祟ノ呪〉を宿すこととなる。
世界各地で確認されていて、特に詠竜国に多く見受けられる。
霊獣(れいじゅう)
魔力を扱える獣。
言葉を話さず操る、身体のどこかに必ずふわふわとした雲のような形をしたものを纏う。
契約はできないが、誓約ができる。
魔獣(まじゅう)
呪力を扱える獣。
言葉を話さず操る、必ず角を持つ獰猛な性格の獣。中には異形な獣もいる。
血を見ると興奮し、襲い掛かってくる。
契約はできないが、誓約ができる。