りゅうしょうのおおかみ
龍章狼
世界の秩序を司る神
ヴォルデテラ
「僕は……、――〈狼たち(みんな)〉とは、違うから」
【名前】ヴォルデテラ
本名:???
【性別】♀ 【年齢】不詳
【種族】天狼 ???
【性格】
冷静沈着で龍を思わせる威厳と近寄り難い雰囲気を持つが、言動はどこか淡々としており、狼のように静かで優美。
感情の起伏はほとんどなく口数も極端に少ないため、何を考えているのかは読めない。笑顔を見せることは滅多になく、微笑む事さえも稀である。
自身の感情以外はあまり包み隠さず物を言うが、決して自らの威厳や地位に頼ることはなく、どんな者に対してもその態度は変わらない。
頼まれたことは最後まで責任を持ってこなし、同時に鋭い勘と洞察力を持っているため細やかな気遣いができ、周りからの信頼度は高い。
関係を持つことを好まず他者を拒む傾向があるが、その根を知る者はほぼいない。
【一人称】僕
【二人称】名前、君
【能力】
強大な月の力・華・氷魔法を操り『龍章の加護』を持つ。
その能力のほとんどは謎に包まれており、自身が何の神であるのかさえも明かしていない。
【口調等】
「僕はヴォルデテラ。……好きに呼んで」
「僕が知ったことじゃない。用が済んだならさっさと帰って」
「はぁ……。巻き込まないでくれるかな」
「――馬鹿みたい……そんなこと」
「いいね、何も知らないでいられてさ」
【詳細等】
出身地:天界/???
契約精霊:???
兄:???
姉:???
〈龍章ノ民〉の1頭。
〈天性の龍〉と謳われるほど高い能力と〈神〉としての実力を持ち合わせ、龍をも操ることができる。それと同時に〈天界の呪い〉とも揶揄されており、ヴォルデテラの素性を探る者は少なく、また知る者も少ない。
普段はヴォルデテラと名乗ることは少なく、偽名を名乗る。
天界の「龍神ノ宮森」に住まうが、神宮への行き方を知る者は数少なく、神宮の存在自体を知らない者も多い。
神宮へ訪れたとしてもヴォルデテラが出迎えるのはかなり稀であり、不在の場合も多いが、メモを残しておくとその内容は必ずと言っていいほど行動してくれる。
そもそも、天界での仕事は夢巡にほぼ丸投げしているため、ヴォルデテラに直接会える機会は皆無に等しい。
普段は地上界で狼たちを観察しているらしいが、定かではない。
右耳には深く傷が残り聴力も左耳に比べると弱く、右目は失明している。
瑞禕
「選ぶ、ということは何かを捨てるということ。故に――必要な犠牲もあるものよ」
【名前】瑞禕(メイ)/エルディア
本名:ルディアル・システィア・メイ・エルシュニア・ヴォルザーネ
【性別】♀ 【年齢】不詳
【種族】天狼〈心緒ノ神〉
【性格】
常に穏やかで慈悲深く、マイペースな超平和主義。しかし自らの目的を達成するためであれば手段は選ばず、己の生命はもちろん、他者を犠牲にすることも躊躇わない冷酷さも持ち合わせている。
相手の感情には敏感であり、鋭い洞察力を持つが、自身の考えは相手に読ませず、読まれることを嫌う。
情緒的な美しさのあるものを好み、単独で行動することの方が多いが協調性がないわけではない。
【一人称】私
【二人称】貴方、名前
【能力】
強大な太陽の力を操ることができ、華と風魔法を自由自在に操る。
〈陰呪ノ加護〉を持ち、陰の適性を持つ。
相手の感情を読み、操ることができる。
【口調等】
「私は瑞禕よ。ふふ、よろしくね」
「美しい生命(はな)ね、私は好きよ」
「これは私のやり方よ。貴方に口出しされる義理はないわ」
「感情は時に邪魔な存在になるわ。理性を失わせる存在でもあるのよ」
「選ぶ、ということは何かを捨てるということ。故に——必要な犠牲もあるものよ」
【詳細等】
出身地:天界/ヴァーハルティスカ
〈龍章ノ民〉の三大神の1頭。
魔法を操るが、それは魔術や呪術にも近しいものであり、瑞禕自身で生み出した独自のもの。
神としての能力は〈龍章ノ民〉の四天王に匹敵するほどではあるものの、他の神からの理解はされにくい思考・行動をしているためか、単独での行動も多い。悪く言えば自己中心的ではあるものの、周りのペースには巻き込まれないため、争い事から逃れることも多々。
実は仕事や任務は期日までには余裕を持って終わらせているため、なんだかんだで信用は厚い。
地上界でその生のほとんどを過ごしていると言われるほど天界には滅多に顔を出さず、使者を通じて天界とはやり取りしているらしいが、その真相を知る者は限られている。
※キャラシ等制作中。
瑠衣
「貴方は、どうしたい?……――それが、貴方の〈答え〉なんじゃない?」
【名前】瑠衣(るい)/ルイア
本名:デュランタ・アルヴァーネ・ヴォルネリアス・ルイアナ・キュアステーリ
【性別】♀ 【年齢】不詳
【種族】天狼〈星ノ神〉
【性格】
物静かで落ち着きがあり、取り乱すことは少ないが、その内に熱い情熱を秘めている。
包み込むような優しさを持ち、仲間想いで、何よりも妹想い。
優美な言動を取るが、運動能力は高く俊敏な動きもできるため、よく驚かれる。
【一人称】私
【二人称】貴方、名前
【能力】
星を詠み、強大な風魔法を操り、『海神の加護』を持つ。
〈海風ノ星詠み〉という異名を持ち、転生後も〈頂帝〉に近い〈魔ノ器〉を持ち合わせる。
【口調等】
「私は瑠衣。よろしくね」
「大丈夫よ。星の導きがあるから」
「妹に手を出さないで」
「貴方は、どうしたい?……――それが、貴方の〈答え〉なんじゃない?」
「星は静かに教えてくれるわ、貴方が何を望んでいるのか」
【詳細等】
出身地:天界/ヴァーハルティスカ
〈龍章ノ民〉であり、星を司る神。
以前は〈海ノ神〉であったが、一度生命を落とし、再び転生し〈星ノ神〉となった。しかし転生後、滅多に天界へと赴くことは少なくなり、地上界で生活をする。
琉那の実の姉であり、天界では珍しく血が繋がっている。
琉那とは姉妹というよりもそれよりも深い関係に近く、お互いを必要としている。
琉那の辛さを理解しており、彼女に寄り添うことが瑠衣にとっては1番の使命でもあり幸せであるらしい。
琉那
「――理解なんて、しようともしないくせに」
【名前】琉那(ルナ)
本名:アストランティア・ヴォルネール・ルイラ
【性別】♀ 【年齢】不詳
【種族】天狼〈月海ノ神〉
【性格】
変わった拘りを持つ自由奔放な超気分屋。
気を遣える優しさと鋭い洞察力、直感力を持ち合わせ、用心深い一面を持つ。
自らの素性等については相手に安易には話さず、一定の距離を保つ。価値観を押し付けられることを嫌い、自らの手で殺めることも嫌っている。
本質は高貴で近寄り難い雰囲気と威厳を持つ。
【一人称】ボク
【二人称】キミ、名前、~ちゃん・くん
【能力】
強大な月と海の力を操り、それらの神。
琉那の持つ魔法のほとんどは月の満ち欠けと彼女の気分によって効果が変化する。
〈天狼の異彩〉と呼ばれ、〈頂帝〉に匹敵するほどの〈魔ノ器〉を持つ。
運動神経が良く、手先が器用。
【口調等】
「ボクは琉那だよ~!よろしくね!」
「ちゃ~んと前見て歩かないと危ないよ?」
「……陰で言うなら、付き合わなければいいのに」
「知ったような口を叩かないでよ。――理解なんて、しようともしないくせに」
「誰かに吐き出せたら……言えたら……っ……、……言えてたら……!こんな気持ちになんてなってない……!」
【詳細等】
出身地:天界/ヴァーハルティスカ
姉:瑠衣
契約精霊:オグル、セルヴィア
誓約精霊:嶺華
〈龍章ノ民〉の1頭で月と海を司る〈月海ノ神〉。
産まれつきから〈頂帝〉と同等の〈魔ノ器〉を持ち、元は月の力のみを操れたが、瑠衣の死をきっかけに海の力をも操れるようになった。
天界にいたりいなかったり、会議に出たり出なかったりの気分屋であるためか、信頼は薄いものの、神としての実力だけは認められている。
瑠衣の実の妹であり、天界では珍しく血が繋がっている。瑠衣が死すまでは瑠衣と共に行動をし、よく真似ていた。しかし瑠衣が死してからは天界に訪れることはなく、地上界で己の正体を隠して生活している。
大切な者と尾を失った過去を持ち、それと同時に〈穢れの血〉を持つ。
その原因となったのは瑞禕であり、瑞禕のことは心底嫌っているため、何時如何なる場合でも彼女に対する敬意は示さない。
とあるトラウマを持つため、琉那の素性を知る者は地上界ではいないに等しく、天界でも数少ない。
✦ 神狼 ✦
愛音
「あたしはあたし。それがあなたに何か関係があるの?」
【名前】愛音(あいね)/琥珀(こはく)
本名:コハク・アイネス・ヴォルジェレーナ・リター
【種族】
神狼〈氷結ノ神〉
【性別】♀ 【年齢】不詳
【性格】
毒舌家で、自らの意思は貫き通す強い心を持っているが、実は恥ずかしがり屋なツンデレ。
自分の目的達成のためであれば手段は選ばず、何度でも這い上がる強い忍耐力を持ち合わせる。
考えるよりも行動派。
【一人称】あたし
【二人称】あなた、名前
【能力】
強力な氷・風魔法を操るが、その身に宿している魔力は天狼としては著しく少ない。
〈精霊の加護〉を持ち、契約・誓約を結んでいない精霊や妖精から力を借りることができる。
全ての獣と心を通わすことが可能で、会話ができる。
【口調等】
「あたしは琥珀(愛音)よ」
「そう。よかったわね」
「ちが……っ!そ、そんなんじゃ、ない……ないわよ!」
「ほんっと最低ね、あなた」
【詳細】
出身地:天界/クルスティスカ
契約精霊:黒耀/雨麗
従者:朝凪・薊菊
〈氷結ノ民〉の長。
閉鎖的な〈氷結ノ民〉の代表のような存在であり、突き放すような言動が多いものの、仕事はきちんとこなすため天界の者からは頼りにされている。
現在は天界へと赴くことは少なくなり、貴族リター家としてヴォルディアス公国で、朝凪、薊菊と共に暮らしている。
琉那とは昔から縁があり、よくちょっかいを出されていた。現在でも暇があれば、自らアパッシオナート王国へと出向き会いに行くものの、その度に気分屋な彼女に振り回されている。
琉那の全てを知る者。
とある事件に巻き込まれ、天界での記憶を失うと共に〈穢れの血〉の持ち主となったが、記憶を取り戻すとともに〈神ノ血〉に戻ることにも成功した、超稀な存在。