※りとむ発行人+編集人+編集委員+HP管理人が、かわるがわる様々に呟きます。
五十音順にふたりずつ呟きます。( き こ さ た て ひ ま や わ )
「前髪を短くして、」と美容師さんにたのんでいて、突然古い記憶が復活した。通っていた女子高校では全員が頭髪を左右に分けて三つ編みにすることが校則で、前髪は額にかかってはならず、三つ編に編み込まれていること、つまり前髪は切ってはならなかった。ある日、当然のようにちょっと切りたくなり、もっと切りたくなり、自分ではさみを使って楽しい気分になる。頭の中のどこかが校則に拘束されながら、よし、前髪が額にかかってなければいい、鏡を見ながら額の線に沿って根もとぎりぎりまで前髪というものを刈り込んでみた。
翌日は、だれも気づかないかも、といつも通り三つ編みをして登校。職員室に呼び出されたことは憶えている。それからのことは記憶にない。
50年後のわたしは美容室の鏡の前で思わず噴き出してしまう。ちょっといけるアイデアかもしれなかったのに、すぐばれちゃったよね。きっとおかしな格好だった。(き)
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リビングの南側に張り出したデッキに、野鳥のためのヒマワリの種を置いている。野鳥にとっての蛋白源が乏しい秋から春までのことだけれど、もう20年以上になるだろうか。
近辺ではメジロ、カワラヒワ、ツグミ、ジョウビタキなどが見られるが、屋根のあるデッキまで来るのは、まずシジュウカラだ。
飛んできてデッキの端にいったんとまり、バウンドしてヒマワリの籠の縁に来る。コクンと首を傾け、一粒嘴につまむと庭の木の枝に移り、つついて殻を割って器用に中身をつまみ出して食べる。そして、またデッキに来る。一連の動きはほぼみな同じで、一粒つまむときの姿は一礼しているようでもあり、まことにお行儀がよい。みな同じでも、わたしは飽かず眺めている。
幼鳥も加わり、今年は大盛況だ。毎朝山盛りにするヒマワリも夕刻になると、たいていきれいになくなっている。この時期もう一度2キロ入りの大袋が入り用のようだ。
いつも買うのはリスやハムスター用の大粒ヒマワリである。大粒、小粒いろいろミックスのヒマワリをうっかり買ってしまったときは、小粒を狙ってスズメが群がり、その光景はあまり気持ちいいものではなかった。
のみならず、先頃は、独り身のハトがしきりにやってきた。やはり小粒を食べるらしい。スズメやハトには殻を割って食べる知恵もワザもないのだ、きっと。来れば追っ払い、攻防がつづいたが、それもたいへんなので大粒のヒマワリだけを置くことにした。
その後はスズメがたまに偵察に来るが、食べられそうなものがないと知ると、すぐ引き返してゆく。ハトはまったく来なくなり、デッキにようやく平和が戻った。(こ)
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2026.4