Camp Report 2021
Robo Cup Junior Soccer講座
Beginner Class1日目、今年はロボカップジュニアサッカーに取り組みました。ロボカップジュニア2021バーチャル世界大会に参加した「忍」の白山さん、沖縄出身ロボロボの会OBの窪田さん、金城さん、今井さんが担当でした。赤外線を発するボールをセンサで感知して見つけて、ゴールを目指します。プログラミングで思ったようにロボットを動かすのは簡単ではありませんが、試合になると子どもたちもサポーターも真剣で大いに盛り上がりました。
Robo RAVE - Beginner Class
初心者の2日目はRoboRAVE競技を参考にした紙工作×ロボットプログラミングを体験しました。
ロボットに厚紙で作ったバケツを取り付け、ピンポン玉をより多く運んだほうが勝ち!コロナ対策で親子でチームを組み、協力しながら、ピンポン玉を落とさずに運ぶための工作と、ライントレースのプログラミングに熱中していました。
今年はデザイン性のある作品が多く、工学部学生講師も途中参戦してきて、盛り上がりました。
Arduino Hands-on
「超音波センサを乗せたロボットを作ろう!動かそう!」
Basic Class
超音波センサとArduinoマイコンボードを搭載したロボットキットの組み立て、プログラミングに取り組みました。Arduinoを搭載する制御基板やギヤモーターの組み立てなど電子工作とプログラミングを組み合わせた難易度の高い講座です。
講師はロボカップ世界大会に5度も出場された政岡さんでした。ロボットキットは、 講師の政岡さん自作の教材で、テキストもすべてキャンプオリジナル、多言語対応で作っていただいています。
THE FIRST MAKE
自律型ロボットサッカー講座「世界に駆ける」
Basic Class
ロボットを組み立てるキットから卒業して、自分で板を設計、加工してオリジナルのロボットを作り上げることに取り組みました。部品の調達からはじめて、全国各地のチームのロボット情報を入手し、自分の作るロボットの設計をして作る、初めての自作ロボットを制作する講座です。
講師はロボロボの会OBの小泉創世さんでした。ロボカップジュニアのWLに出場して勝てるロボットを作りたいというキャンパーが、一から自分のロボット作りあげて動かすまでが目標でした。
「迷え、悩め、考えろ、そして手を動かせ、それが課題解決への最短のルート」
マイコン de Hackathon What I made?
Advanced Class
今年のハッカソンのミッションは、「身の回りのものとテクノロジーを組み合わせて涼しくなろう」キャンプ参加3年目以上のベテランキャンパーたちが、それぞれ自分たちのアイデアを形にしました。
企画から準備に約1ヶ月半、2日間、事前のメンターZoomミーティングで彼らをサポートしてくれたのは、ロボカップジュニア世界チャンピオンの樋口さん、安原さんでしたが、日程変更で残念ながら当日は招聘できませんでしたが、代わりに「ロボロボの会」玉城さんとOBの長嶺さんのサポートを受けて、思い思いのプロジェクトに取り組みました。2日間という限られた時間の中で、新しい知識や技術をつかって作り上げた作品を披露してくれました。
キャンプ恒例! Exhibition
毎年恒例、キャンプ名物のエキシビジョンマッチ。
今年は、RoboCup 2021世界大会に出場した「忍」のロボットとTHE FIRST MAKEで作ったばかりのロボットが対戦しました。見たことのない速いマシーンを見て、ビギナークラスの子どもたちも大人も興奮しました。沖縄の子達のロボットがジャパンオープンを勝ち上がって「世界へ駆ける」日もきっと近いことでしょう。白山さんありがとうございました!
交流! 交流! 交流!
講師のプレゼンテーション、パネルディスカッション、ロボット解体ショー、そしてその時々でセッション的に始まる技術交流会に、体験談のストーリータイム、他のクラスの子達への質問タイムなどプログラムにはないプログラムがキャンプの醍醐味です。子どもも大人も、お父さんもお母さんも、キャンパーも講師も、いつでも、どこでも、興味のあることに貪欲になれる2日間です。
集合写真
開催の延期、日程変更と短縮という幾多の難関を待ち続けて講師・キャンパー・保護者サポーター総勢38名が集まることが出来ました。制限のある中でもそれぞれ新たなことに取り組みチャレンジしました。ご協力いただきました㈱ダイセン電子工業さま、本当にありがとうございました。来年こそは、合宿できるといいですね!