Camp Report 2023
Beginner Class-Robo RAVE
Beginner Class1日目はRoboRAVE競技を参考にした紙工作×ロボットプログラミングを体験しました。ロボロボの会今井さんが担当でした。
ロボットに厚紙で作った箱を取り付け、ピンポン玉をより多く運んだほうが勝ち!親子チームで協力しながら、ピンポン玉を落とさずに運ぶための工作と、ライントレースのプログラミングに熱中していました。1回目の試技で上手くいかず悔しさをバネに、2回目は皆さん真剣で、色んなアイデア満載でした。
Beginner Class- Robo Cup Junior Soccer
Beginner Class2日目、3日目はロボカップジュニアサッカーに取り組みました。ロボロボの会OBの窪田志温さん、長嶺さん、ロボロボの会今井さん、小泉さんが担当でした。赤外線を発するボールをセンサで感知して見つけて、ゴールを目指します。プログラミングで思ったようにロボットを動かすのは簡単ではありませんが、試合になると子どもたちもサポーターも真剣で大いに盛り上がりました。
BeginnersClass-親子ハンダ実習「LEDで光るスイッチを作ろう」
始めてのハンダを使う実習講座です。希望者多数のため、2回に分けて、ハンダを使ってスイッチを製作しました。
Basic Class - Arduino Hands-on
「超音波センサを乗せたロボットを作ろう!動かそう!」
様子超音波センサとArduinoマイコンボードを搭載したロボットキットの組み立て、プログラミングに取り組みました。Arduinoを搭載する制御基板やギヤモーターの組み立てなど電子工作とプログラミングを組み合わせた講座です。
ロボカップ世界大会常連だった政岡さんと、かつてこの講座を受けたことのある橋本さんによる、しっかりと基礎から次に繋がる指導で、ものづくりの楽しさとプログラミングを満喫した様でした。
Basic Class -THE FIRST MAKE
自律型ロボットサッカー講座「世界に駆ける」
ロボットを組み立てるキットから卒業して、自分で板を設計、加工してオリジナルのロボットを作り上げることに取り組みました。部品の調達からはじめて、全国各地のチームのロボット情報を入手し、自分の作るロボットの設計をして作る、初めての自作ロボットを制作する講座です。
講師はロボロボの会OBの小泉創世さん、長嶺さん、窪田志温さん、2022世界チャンピオン吉田さん、平松さん。ロボットキットを卒業し、初めてオムニホイールのロボットを自分の手で作りたいというキャンパーが、一から自分のロボット作りを経験することが目標でした。 最終日には7台のロボットが動くまで完成して、世界チャンピオンのロボットとの"夢の対決"を見せてくれました!
「迷え、悩め、考えろ、そして手を動かせ、それが課題解決への最短のルート」
Advanced Class
マイコン de Hackathon What I made?
今年のハッカソンは、それぞれが今取り組んでいる事や作ってみたいものに深く取り組むことになりました。2グループが、経験豊富なメンターたちに自分たちの疑問にすぐに応えてもらえるチャンスを使って、それぞれ自分たちのアイデアを形に出来るよう思い思いにプロジェクトを進めました。
彼らをサポートしてくれたのは、長嶺さん、吉田さん、平松さん。3日間という限られた時間の中で、新しい知識や技術をつかって自分たちがやりたかったことを披露してくれました。
3Dプリンターとはんだ工房
昨年に引き続き、2台の3Dプリンターを導入し、キャンプ中にそれらを自由に使ってものづくりが出来る工房を設置しました。親子ハンダ実習もそちらの工房で実施しました。 OB講師たちが、付かず離れずの絶妙な存在で、キャンパーをサポートしてくれました。
キャンプ恒例! Exhibition
毎年恒例、キャンプ名物のエキシビジョンマッチ。RoboCup Juniorジャパンオープン2022世界チャンピオンロボットとロボロボ杯優勝チームとの対決で、見たことのない速いマシーンの動きを見て、ビギナークラスの子どもたちや大人も興奮しました。この試合と「徹夜で調整します」と宣言した世界チャンピオンの言葉で、THE FIRST MAKEの皆さんのやる気スイッチが入って、最終日7台のロボットが完成しました。 「忍」のお二人、名古屋市科学館常設展示中の貴重なロボットを持ってきて下さいまして、どうもありがとうございました!
交流! 交流! 交流!
かつてはキャンパーとして参加していたOBが講師となって帰ってきてくれた今年の講師陣のお話は、それぞれ個性あふれるプレゼンテーションで大人も子どもも面白かった!と大満足でした。4年ぶりのお食事隊、OIST見学などもあり、キャンプをきっかけに様々な出会いや体験がありました。いつでも誰でも自由に、そして贅沢に時間を使って、その時々でセッション的に始まる技術交流会、体験談、難しい物理の課題を現役大学生たちに教えてもらったり、保護者同士のティータイムなどプログラムにはないプログラムがキャンプの醍醐味です。子どもも大人も、お父さんもお母さんも、キャンパーも講師も、いつでも、どこでも、興味のあることに貪欲になれる3日間です。
集合写真
雨や雷も多く嵐のような怒涛の3日間でしたが、最終日は晴れやかな空とともに皆さんの笑顔が充実度を物語っていました。キャンパー保護者サポーター講師総勢65名が集まり、それぞれ新たな出会いとチャレンジの連続でした。ご協力いただきました沖縄科学技術大学院大学OISTさま、㈱ダイセン電子工業さま、そして素敵な写真を撮ってくださった河野さま、美味しいご飯を作ってくださったお母様方、本当にありがとうございました。