観光史の授業をするために集めた資料(占領期にかかわらず)を、せっかくなので紹介するページ
解説はアルバイトの学生が書いてくれています
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京都観光バス(大型貸切) 市内名所案内~最高級車と最大輸送力で豪華日本一を誇る京都観光バス~
京都観光バス株式会社(全三枚)
パンフレット中央の写真において、メインとなっている建築物は、京都の昔の天皇の宮殿「二条城」ではないだろうか。そう考えた理由として、京都名所の説明でも御所の次に紹介されていることに加え、京都観光バス会社の企画している半日ツアーでも1日ツアーでも通る所要な観光地として取り上げられていることと建物の外観の雰囲気がある。また、この建築物に沿ってずらっと大型バスが並んでいるのは当時も圧巻のものだっただろう。このような写真をパンフレットの表紙にすることで、二条城が大きな交通ハブとしての役割を担っていることを示しつつ、サブタイトルにもあるように「最高級車と最大輸送力で豪華日本一を誇る」京都観光バス会社の大型バスで市内を観光しませんかというメッセージ性が感じられる。
京都観光バス(大型貸切) 市内名所案内~VISIT KYOTO by SIGHTSEER'S COACH~
京都観光バス株式会社(全三枚)
東京遊覧乗合自動車~親切な婦人案内人附 一巡八時間三円三十銭~
東京乗合自動車株式会社遊覧課
この資料は、日本で初めて許可された東京の遊覧専門の乗合自動車の案内に関するものである。より具体的には、遊覧箇所や遊覧経路についてのものであり、遊覧箇所の中でも特に東京の名所と言えるところは写真が載せられている。営業案内では、「殊ニ丁寧ニ」や「親切ニ」といった単語が使われており、おもてなしの精神がうかがえる。
バスの観光コースの案内が時刻表と共に紹介されているのがこの資料である。昼の一般観光コースと夜の観光コースに加えて、特殊観光コースという三つのコースがあり、その中でも様々な遊覧コースがある中で、皇居で下車することが多いようである。また、運行本数の多さから、表紙にもあったように東京に住んでいる人たちにとっても利用しやすいバスだったとだろうと推測できる。
この資料は、大阪市の観光艇についてのものである。観光艇内部の写真を見ると、現代の観光船や観光電車の内装とあまり遜色がないように思われる。また、左の写真は観光艇「水都」で通るルートの紹介であるが、実際に船に乗ってアナウンスを聞いているかのような情景描写であり、読んでいて非常に楽しかった。大阪の「食い倒れ」の盛況具合はまさに「食い起こし」と言えるほどだったようである。