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A. 「知っている曲」は「知っている」という時点で満足されてしまい、離脱されるケースが多いです。特に初めての方ほどその傾向が強く、リピーターにつながりにくいという課題があります。
さらに、知っている曲ばかり選ぶと、「思っていたのと違う」「このフレーズはこうじゃない」など、粗探しや批判の対象になりやすく、純粋に楽しんでもらいにくくなるのも事実です。
加えて、歌手の声帯と相性の悪い曲を無理に歌うことで、喉を傷めるリスクもあります。最悪の場合、歌えなくなることすらあり得ます。
やりたい曲と、お客様に喜ばれる曲が必ずしも一致しないのは承知していますが、声帯を守れるのは自分自身だけです。だからこそ、そのバランスを大切にしながら、より良いパフォーマンスを届けていきたいと考えています。
実際、カラオケ居酒屋のような場所で「誰でも知っている曲」を選んだことがあります。良かれと思っての選曲でしたが、「アニソンの人」「歌が好きなだけの人」といったイメージを持たれ、本来伝えたかった芯とはズレた認識をされてしまいました。
その経験から、「知っている曲を歌えばウケる=正解」という考え方は、必ずしも成立しないと感じています。
少なくとも、ウケ狙いだけでは、長く愛される表現につながりにくいと考えています。
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