若年性パーキンソン病とは?
若年性パーキンソン病について(40歳未満で発症した方をそう呼びます)
パーキンソン病は日本人1000人に1人がかかると言われています。大体は50~60代で発症する人が多いなかで、20代で発症する患者さんもいます。40歳未満で発症したパーキンソン病の事を若年性パーキンソン病と呼びます。患者全体の約10%がそうだと言われています。
●若年性と通常のパーキンソン病の違い
若年性パーキンソン病の方が進行は緩やかだと言われています。症状も初期に振戦が出ることが少なく、歩行障害は見られるものの、バランスを崩して転倒するリスクは比較的少ないと言われ、認知機能の低下もあまり見られません。ただ、発症時に疲労感を訴える方が多くいます。
いずれにしても、若くして発症するという認識不足のため、診断も遅くなりがちで、情報が少ないのも実情です。自分の体に異変を感じましたら、「まさか自分が」と思わずに、早めに受診してください。現在では診断するための検査も十分に行えると思います。
●若年性ならではの悩みも・・・
世間一般において、パーキンソン病はお年寄りがかかる病気と思われていることが多く、周囲から理解を得るのが難しいと感じられることがあるようです。これから先の家庭や仕事、将来の事を不安に思い、悩み、ストレスを抱えてしまうことも少なくありません。
●治療法は次々と開発されています!!
若年性パーキンソン病の方にはL-ドーパという薬が良く効く方が多く、改善が期待できます。新しい治療薬、治療法も研究開発されています。落ち込まずに、適切な治療を受けましょう。リハビリも重要です。早期から行いましょう。
●あなたはひとりではない!!
友の会では、病気を治すことはできないけれど、話を聞くことはできます。あきらめないでください。自分の生きがい、趣味、希望を持ってください。人生楽しんでいきましょう。