日本では認知症患者が急増中だ。二宮利治・九州大学大学院医学研究院教授(衛生・公衆衛生学)の研究によれば、2022年の高齢者(65歳以上)における認知症の有病率は12・3%で、35年には15・0%まで増加すると考えられている。だが世界では、先進国で患者は減っている。生活習慣病対策により、認知症克服の道筋が見えつつある。
先進国の趨勢は、生活習慣病対策や日常生活改善の徹底だ。これこそ、欧米で認知症が克服されようとしている原動力である。だが、日本国内で、その重要性の認識は、まだ十分とはいえない。
以上、抜粋であるが、日本人も性格習慣病や日常生活改善が今求められている喫緊の課題のようだ。厚生労働省も検討を進めてはいるようだが、まだまだ先進国と比べ予防面での対策がなまぬるいと言わざるをえない。
生活習慣病である高血圧や糖尿病といった生活習慣病と深い関係があり、病気をコントロールすることが認知症の発症予防に効果があると分かってきている。近年、この領域の研究は急速に進んでいる。
睡眠時無呼吸を治療した場合、認知症のリスクは、22%低下するという。
帯状疱疹ワクチンの接種者は、非接種者と比べて、認知症の発症が20%少なかったという。
政府に任せるのではなく、この際に私たちができる認知症軽減対策をしておいた方がベストである。
出典:「選択」7月号
認知症は多くの場合、徐々に進行する病気ですが、ある状況下では進行速度が加速することがあります。
また、その進行の速さは個人によって異なり、さまざまな要因が影響する可能性があります。本記事では、認知症が急速に進行する原因として考えられる脳への刺激不足、環境の変化、ストレス、行動制限について解説します。
🔵認知症の進行を早める主な要因
脳への刺激不足
環境の変化
過度な指摘
行動制限
🔵認知症のタイプと進行速度の違い
アルツハイマー型認知症
血管性認知症
レビー小体型認知症
🔵認知症の進行を遅らせる方法
バランスの良い食事
定期的な運動
脳トレ・認知トレーニング
社会活動
薬物療法と非薬物療法
詳細は出典元をご覧ください。
また、旅クラブへ参加しさまざまな事象と触れることで認知症を遅らせることにつながると信じていますので、皆さまの積極的な参加をお待ちしています。
🔹コロナ禍により一時激減した日本人の国内旅行だが、2024年の国内の日帰り・宿泊旅行消費額は約25.2兆円と過去最高額となった。観光地がにぎわいを取り戻している一方で、旅行から遠ざかる世代がいる。60代以上のシニア層だ。
🔹明治安田総合研究所が観光庁の調査データをもとに6月に公表したリポート「失われるシニアの旅行消費」によると、2024年に観光目的で国内宿泊旅行を経験した人の割合は、コロナ前に比べて20代では上昇した一方で、60代以上では低下。特に70代では50.7%(14〜19年平均)から37.8%(24年)まで落ち込んだ。国内日帰り旅行でも70代は44.9%から31.2%に低下。ほかの年代に比べて下落幅が最も大きく、若年層とのギャップが浮き彫りになった。
🔹物価高騰の影響は一因として考えられるものの、リポートでは「他世代よりもシニアの経済状況が悪化している様子は見受けられない」との見方を示している。ではなぜシニア層だけ、旅行を敬遠するようになったのか。要因の一つとしてあげるのが観光業界のDX化だ。
🔹人手不足やオーバーツーリズムといった課題への対応策として、主要な観光地では、予約のオンライン化やスマートチェックイン、キャッシュレス決済は一般的になりつつある。
🔹しかし、スマートフォンやタブレットを「よく利用している」または「ときどき利用している」のは、70代で57.7%、80歳以上で42.2%にとどまるのが現状だ(総務省調査)。キャッシュレス決済の利用経験も60代から低下が目立ち始め、70代以降では4割を下回っているという(消費者庁調査)。デジタル化の壁に70代以上が直面していることがうかがえる。
🔹訪日客の増加による混雑も、シニアにとっては大きな障壁のようだ。多くの客であふれかえった観光地では、トイレに行きにくい、杖を使った歩行が困難といった身体的な負担が大きくなるという。
🔹とはいえ、シニア層の旅行への意欲は衰えたわけではない。観光庁が旅行に対する考え方について調査したアンケートでは、旅行について「最も大切な趣味」と回答した割合が他世代と比べて60代以上で高くなっており、70代では32.9%にのぼる。
🔹同研究所は「シニアにも優しいデジタル設計」が一層求められるとし、「文字サイズや配色、重要情報の画面中央配置など視認性の向上に加え、シンプルな画面設計やわかりやすいアイコン、AIによる読み上げ機能の活用も効果的と考えられる。『使ってみると便利』と実感できる体験につなげることが重要」と指摘している。
|| 古いお米は、そのまま炊くと、味や風味が違うけれど…
古米・古古米・古古古米(いわゆる「経年米」)が話題です。米の価格が高騰している現在、古いお米でも適正な価格で買えるのはありがたいとはいえ、新米や比較的新しいお米とは、多少、味や風味が違うと予想されます。
その理由は、長い保存期間による品質の劣化が原因です。主な原因として考えられるのは次の4つです。
❶酸化
❷乾燥による水分の減少
❸でんぷん質の劣化
❹香り・甘みの低下
|| まるで魔法!「料理酒オイル」でお米が生き返る!
その秘密兵器が、家庭で作れる万能調味料「料理酒オイル」(料理酒と油を4:1で混ぜたもの)です!
実はこの「料理酒オイル」、野菜炒めをシャキシャキにしたり、炒飯をパラパラに仕上げたりと、様々な料理を「プロはだし」にランクアップする秘密兵器として、NHKの「あさイチ」やフジテレビの「ノンストップ!」、日本テレビの「ヒルナンデス!」など数多くの人気番組で紹介された万能調味料なのですが、これが劣化したお米をおいしく炊くのにも大効果を発揮します!
使い方は、3合のといだお米に大さじ1の料理酒オイルをかけてざっとなじませてから、いつもの水加減にして炊飯器で炊くだけ! お米が炊けるまでにアルコール分はとび、お酒のうまみだけが残ります。さらに料理酒に含まれる微量の塩分がお米の甘味を引き立てます(おにぎり効果ですね)。またオイルが入ることでツヤ感がアップして口当たりもよくなるのです。
油分、水分、旨味、甘味……。それらをすべて「料理酒オイル」が補ってくれるわけです!
料理酒と油という、どこのご家庭にもあるものですぐに作れる「料理酒オイル」。騙されたと思ってやってみてください! きっと手放せなくなりますよ。
市販の米から検出との報告 米健康団体
米国の健康団体「ヘルシー・ベビーズ・ブライト・フューチャーズ」が行った調査によると、市販の米145サンプルのうち約25%から、米食品医薬品局(FDA)が乳児用米シリアルに設定した無機ヒ素の基準値(100ppb)を超える濃度のヒ素が検出されました。特に米国南東部産の玄米やイタリア産のアルボリオ米では高濃度が確認されました。一方、カリフォルニア産のカルローズ米やインド産バスマティ米、タイ産ジャスミン米は比較的低い濃度でした。
また、アマランスや大麦、蕎麦などの古代穀物66サンプルと比較したところ、市販の米には古代穀物の28倍のヒ素が含まれていることが分かりました。カドミウムの濃度は古代穀物の方が1.5倍高かったものの、全体的な重金属の水準は古代穀物の方が3倍低い結果となりました。
報告では、米を調理する際にパスタのように多めの水(米1カップに対して水6~10カップ)で茹で、余分な湯を切ることで、ヒ素を最大60%除去できるとされています。また、調理前に米を30分から一晩水に浸し、水を切る方法も効果的です。さらに、ビタミンBやカルシウム、亜鉛、ビタミンCなどの栄養素を含む食品(赤身肉、ヨーグルト、チーズ、葉物野菜、ブロッコリー、豆類、柑橘類など)を摂取することで、体内への吸収を抑え、迅速な排出に寄与すると報告されています。
詳細な情報は、下記リンク先の記事をご覧ください。
既存の変異株より感染力が高く、ワクチン免疫回避能力も向上
新型コロナウイルスの新たな変異株がアジア全域とオーストラリアで急速に拡大し、再流行への懸念が高まっていると、イギリスの非営利学術メディア「The Conversation」が報じた。
先週、世界保健機関(WHO)は、新型コロナウイルスの変異株である「NB.1.8.1」が他の変異株とは異なる特徴を示すとして、監視対象の変異株に指定した。
5月末、オーストラリアの新型コロナ感染者数は増加傾向を示した。特にNB.1.8.1変異株がアジア地域で急速に拡大している。NB.1.8.1は昨年4月末に香港と中国で最も一般的な新型コロナウイルス変異株の一つとされ、韓国でも今年2月に初めて検出されて以来、持続的に増加し、21.2%の増加率を示した。
最近の変異株であるLP.8.1.1と比べて約1.5倍低く、現在のワクチンによる免疫を回避する能力がより高く、従来の変異株と比べて他人にウイルスを伝播する可能性がより高いようです。
症状と対処法については、オミクロン変異株と類似していて一般的な症状には、喉の痛み、倦怠感、発熱、軽い咳、筋肉痛、鼻づまりなどがあり、一部で消化器症状が現れることもあるようです。
皆さんもお気をつけください。
量子とは、粒子と波の性質をあわせ持った、とても小さな物質やエネルギーの単位のことです。物質を形作っている原子そのものや、原子を形作っているさらに小さな電子・中性子・陽子といったものが代表選手です。光を粒子としてみたときの光子やニュートリノやクォーク、ミュオンなどといった素粒子も量子に含まれます。
量子の世界は、原子や分子といったナノサイズ(1メートルの10億分の1)あるいはそれよりも小さな世界です。このような極めて小さな世界では、私たちの身の回りにある物理法則(ニュートン力学や電磁気学)は通用せず、「量子力学」というとても不思議な法則に従っています。
また近年は、そんな不思議な量子特有の性質を、コンピュータやセンサー、通信技術等に活用する「量子技術」も急速に発展しています。
【ナゾロジー】では、
アメリカのハワード大学(HU)で行われた研究によって、「私たちの体を形づくる小さな“細胞”が、いま世界中で開発競争が激化している量子コンピュータよりも速く“計算”できるかもしれない」と提案されています。
一見するとSFのように聞こえますが、最新の実験結果によれば、私たちの身体を支えるタンパク質構造が量子力学の原理を巧みに利用し、ピコ秒(1兆分の1秒)という驚異的なスピードで情報を処理している可能性が示唆されています。
もしこの現象が本当に存在するならば、私たちの細胞は「生体量子コンピュータ」と呼べるほど高度な演算能力を秘めていることになります。
※ 最近、量子に関して興味がありネット関連を読みあさっていますが、開発の速度に頭脳がついていけません。
例えば、「量子のもつれ」は理解できていません(泣)
「量子コンピューターは未だ完成体ではなく各国凌ぎを削って開発しています。その処理速度は現在約3年2ヵ月かかる計算を1秒で終える能力を持つようです。
「ナゾロジー」にあるように証明されると人間の脳力はスゴイことです。ただ数学的な演算はコンピューターには敵わないのでしょうが、感情だったり見て判断したりする単純計算以外に能力が発揮されているのかもしれません。
争いを止め、脳力を皆が幸せになるように活用されるように願うばかりです。
最近よく耳にするAIサービスですが、使ってみると思いのほか便利であることが多い反面、自身の思考力を衰退させるのでないかと危惧しています。
その代表格と言っていいのが、ChatGPTではないでしょうか。ChatGPTとは、文章(テキスト)で質問したことに対して、その意味や目的を理解し、適切な返答を生成してくれる会話型AIサービス、あるいは、その元になっている会話型言語モデルのことです。2022年11月に人工知能を研究する民間団体である「OpenAI」により発表されました。一般の人向けに無償で提供されているサイトもあり、誰でも自由に質問することができます。
深層学習 アルゴリズムを用いた大規模な言語モデル(人間が話したり書いたりする言葉を単語の出現確率でモデル化したもの)であるGPT-3.5シリーズをベースに、より人が好ましい(意図に合致する)と感じる返答をするように学習されています。
ChatGPTには有料版と無料版があります。その専門ではない素人には無料版で十分に楽しめます。
AIとの対話 ➡ 面白いです。
文章作成・添削
会議資料の作成 ➡ レジメや議事録の要約まで
プログラミングコードの生成 ➡ 専門的なプログラム言語を学ばなくても作れますが、修正は知識が無いとできません。
数式の計算・解説
翻訳 ➡ Google翻訳などの翻訳ツールより数案提供してくれます。
語学学習 ➡ 先に述べたように文章としましたが、マイクとスピーカーを使用すれば会話しているようになりますが、実際には発した音声を文字おこしし、その回答のテキストを音声合成で読んでいるだけに過ぎません。
注意点:それぞれ質問した内容に応じて回答をしてくれますが、ネット上の情報が正しいかそうでないかに関わらずネット上で収集して回答しているので、回答を鵜呑みにはできません。人間だって間違いを回答することもあり、AIも収集した内容を精査せずに回答しています。
例えば、友人へ送る手紙やメールの文章、お悔やみ文などを作成してもらい、そのうえで内容にそぐわない点などを修正するなり校正して使用することで、そのたたき台をAIに求めるのは有りだと思います。
皆さんも一度使ってみてはいかがでしょうか。右のロゴをクリックして始めて見てください。
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