8月の例会ご案内
なぜか、実年齢より老けて見られてしまう--そんな悩みの真の原因が、いま次々と解明されている。若さには理由があるのだ。
┃「学ぶ人」は老けない
学んでいる時間が長ければ長いほど、老化の速度が遅くなり、さらには、寿命も延びることが明らかになった。
人体の老化速度を研究している、米コロンビア大学メールマン公衆衛生大学院疫学准教授のダニエル・ベルスキー氏が解説する。
「これまで老化の研究では、実年齢とは別に、その人の体がどれくらい若いかを示す『生物学的年齢』が用いられてきました。たとえば、『実年齢は70歳だが、身体年齢は65歳』などといった言い方を耳にしたことがあるでしょう。
私は、そこからさらに研究を進め、その人の体が1年でどれくらい老化するのかを示す『老化速度』の測定方法を開発しました」
┃1年で0.4年分しか老けない人
実は、老化速度は、人によってばらつきが大きいことがわかっている。
「老化速度が速い人は、1年で2〜3年分も老けてしまいますが、逆に老化速度が遅く、1年で0. 4年分しか老けない人もいる。この指標を用いて、どんな要素が老化に影響しているのかを調べています」
ベルスキー氏によれば、この「老化速度」と関係が特に深いのが「教育歴の長さ」だというのだ。
もともと、学歴と寿命の長さには相関関係があることが指摘されてきた。
高学歴であれば、収入が高くなる。収入が高ければ、バランスの取れた食事や、質の高い医療にアクセスできる。そのため、学歴が高いと、寿命も長くなりやすい―と考えられてきたわけだ。
しかし、ベルスキー氏の研究では、学歴に関係なく「学んでいる時間」が長ければ長いほど、老化速度が遅くなることが明らかになった。ベルスキー氏が続ける。
「大学や学位のレベルなどは、老化速度には関係していません。単純に、どれくらい長い時間学んでいたのか、という点のみが老化速度に関係しているのです。
常に学ぶ姿勢のある人は、認知機能が衰えにくく、また他人とのつながりが維持されやすい傾向にあります。そうした要因が、老化速度を遅らせ、若さを保っていると考えられます」
ベルスキー氏は、年をとってから学び直すのでもまったく遅くないと言う。
「大人になってからも学び続ける『生涯学習』が老化を遅らせるかどうかは、まだ研究途上ではありますが、数多くの健康上の利点があることは明らかだと、私は考えています。脳を刺激することで、認知機能低下を遅らせられるだけでなく、新しい知識やスキルを習得する過程で、脳機能そのものが活性化し若返っていくのです」
人生これ勉強なり―そんな姿勢こそが、若さを保つには最も効果的なのだ。
(出典:婦人公論.jp「専門医が教える、脳の機能を長く維持する6つの習慣」シリーズ)
fujinkoron.jp
① 会話:1日1回、人と話す
会話は脳の複数領域を同時に使う“最強の脳トレ”。
挨拶だけでも効果がある。
対面のほうが刺激が強い。
② 趣味:能動的な活動を続ける
「受け身」より「自分で手や体を動かす」趣味が脳を活性化。
例:絵を描く、楽器、ガーデニング、料理、旅行、推し活など。
楽しさが継続の鍵。
③ 有酸素運動:毎日できる範囲で
ウォーキング・水泳などは海馬を大きくし記憶力を高める。
科学的に効果が大きいのは 30〜60分の中強度運動を週2〜3回。
初心者は2000〜3000歩の散歩からでOK。
階段を使う、100mだけ早歩きなどの小さな工夫も有効。
軽い筋トレ(片脚立ち、椅子での膝伸ばし)を併用するとさらに良い。
会話しながら歩くなど「ながら運動」は脳刺激が増す。
④ 食事:バランス重視+脳に良い食材
糖質・脂質に偏らず、バランスの良い食事が脳の働きを支える。
魚、ナッツ、野菜、発酵食品などは脳機能をサポート。
血糖値の急上昇を避ける食べ方も重要。
⑤ 睡眠:質を整える
深い睡眠は脳の“掃除時間”。
寝不足は認知機能低下の大きなリスク。
就寝前のスマホ・飲酒・カフェインを控える。
⑥ 幸福感:ストレスを溜めない生活
ポジティブな感情は脳の可塑性を高める。
感謝・笑い・人とのつながりが脳を守る。
「やらなきゃ」と思う習慣は逆効果。 → 無理なく続けられることが最重要。
🌟 全体のメッセージ
脳の若さは年齢ではなく生活習慣で決まる。
6つの習慣はどれも「無理なく続けられること」が前提。
小さな行動でも積み重ねれば、脳の健康寿命は確実に延びる。
誰でも年をとれば「脳は衰える」
最近、物忘れが増えた。
集中力が続かない。
そんな変化を、「年齢のせいだから仕方ない」と受け入れていないだろうか。
実際、脳は加齢とともに確実に変化する。
元オックスフォード大の医学研究者であり、医師としても活躍する「糖と脳」の専門家である下村健寿氏は、著書『糖毒脳』で、こんな事実を提示している。
2000人近くの住民を対象として脳容量の変化についても詳細な調査が進められています。その結果、男女ともに50歳を境に、脳の容量が少しずつ小さくなっていくことが明らかになりました。
――『糖毒脳』より引用
つまり、病気でなくても、脳は自然と衰えていく。
そう聞くと、「どうしようもない」と感じるかもしれない。
しかし、その常識を覆す研究がある。
「死ぬまで頭が冴えていた女性」の真実
それが、シスターたち678人を対象に行った「修道女スタディ」と呼ばれる研究だ。
その調査で、ある女性が注目された。
彼女の名は、シスター・メアリー。彼女は101歳で亡くなる直前まで聡明で、周囲の人々と活発に交流し、認知機能テストでも満点に近いスコアを出し続けていました。ところが彼女の脳を解剖してみると、驚くほど大量のアミロイドβが蓄積していたのです。医学的な診断基準に照らせば、彼女は間違いなく末期のアルツハイマー病であり、日常生活さえ困難なはずの状態でした。
――『糖毒脳』より引用
医学的には、認知症であってもおかしくない状態。
それでも彼女は、最期まで「頭が冴えていた」。
この不思議な現象はなぜ起きたのか。研究の結果として導き出された答えは、脳の「神経回路(ネットワーク)の密度」にあった。
アルツハイマー病が脳細胞を破壊し、メインの幹線道路を寸断したとしても、脳内に無数の裏道(バイパス)が張り巡らされていれば情報は目的地にたどり着くことができます。これを専門用語で「認知予備能(Cognitive Reserve)」と呼びます。
――『糖毒脳』より引用
つまり、脳は単純な容量ではなく、「ネットワークの密度」で機能が保たれるということだ。
喜び、好奇心、創造性を持ち続けよう
では、そのネットワークはどうすれば増えるのか。
特別な訓練は必要ない。
日々の習慣の中に、そのヒントがある。
シスター・メアリーをはじめ、認知症の発症を免れた女性たちは皆、最期まで読書を楽しみ、社会問題について議論し、日記を書き続けていました。興味深いことに、20代の頃に書いた自叙伝の文章が複雑で表現力豊かだったシスターほど、将来の認知症リスクが低いことも判明しました。
――『糖毒脳』より引用
読む。
考える。
書く。
人と話す。
こうした知的好奇心に溢れた創造的な行為の積み重ねが、脳の中に裏道を増やしていく。
そして、そのネットワークが、加齢や病気によるダメージを補う。
脳の衰えは避けられない。
だが、その影響をどこまで受けるかは、習慣によって大きく変わるのだ。
(本稿は、『糖毒脳――いつまでも「冴えた頭」でいるために知っておきたいこと』の内容を引用して作成した記事です)
ChatGPTなどの生成AIは、認知を刺激する便利な手段となり、スーパーエイジャーになる、あるいはその道を継続するための触媒として機能する可能性がある。70歳以上に近づいている人は誰でも、スーパーエイジャーの領域を目指し、40代や50代の頃と同じくらい鋭敏でいられる可能性がある。
マーク・トウェインは有名にこの鋭い発言をした:「年齢は心の問題だ。気にしなければ、問題ではない」。あなたは心を生き生きと保ち、前向きで活発なライフスタイルを受け入れることによって、スーパーエイジャーになることを目指すことができる。この尊敬される目的のためにAIを使用する目的は、十分な考慮を与えられるべきだ。ただし、目標はスーパーエイジャーであることのベルを鳴らすことではなく、地球上での存在の全体にわたってあなたができるすべてであることだと認識してほしい。
今日はこどもの日ですが、あえて高齢者が「スーパーエイジャー」になる記事を見つけたので、ご紹介します。
それも最近話題になるAI活用で認知機能を維持できそうだという内容です。
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