大阪市認知症の人の社会活動推進センター

ゆっくりの部屋

ゆっくりの部屋ご利用のご案内

◯「ゆっくりの部屋」閉所のお知らせ

ゆっくりの部屋(大阪市認知症の人の社会活動推進センター)は認知症ピアサポーターと共に約三年間の活動を続けてまいりましたが、このたび大阪市による事業終了に伴いまして、誠に残念ですが、きたる令和四年三月三十一日をもちまして閉所させていただくことになりました。短い間ではありましたが、共にご活動いただいた皆様に心より感謝申し上げます。

来所の際には、下記の新型コロナウイルスの感染防止のためのご利用ルールにご協力ください。


  • 体調、発熱の確認(37.5度または平熱+1度以上の方はご利用出来ません)

  • 手洗い・手指消毒の徹底

  • 来所者名簿への記入

  • 大阪市追跡システムへの登録(任意)

  • マスクの着用

  • スリッパ持参

  • 咳エチケットのお願い

  • 適切な距離(2m間隔)の確保

  • 滞在はおよそ2時間まで

ゆっくりの部屋は上記に加え、下記項目についても実施しております。

  • インターホン、ドアノブ、テーブル、イス、トイレ、手すりや使用物品(筆記用具含む)への定期的な消毒

  • 各部屋の常時換気

  • 適正なゴミの処理

    • ビニール袋に密閉

    • 作業は、マスク手袋着用

    • 作業後の手指消毒

新型コロナウイルスの感染防止対策のため

時間を短縮しての開所となっております

開所時間:13:00~17:00

来所の際には来所前日までにご予約の電話をお願いいたします

☎︎06-4303-3301

!将棋の対局相手募集中

将棋の駒の動きを知らない!という方でもどなたでも。

来所前日にご予約の電話をお願いいたします。

☎︎06-4303-3301

来所日に将棋の達人が現れたら対局開始!

(達人不在の場合、スタッフがお相手いたします)

日時:ほぼ毎日 13:00ごろ〜

指了図 5六金まで

8六金 までの局面

なかまぁる Short Film Contest 2020ショートストーリー部門

SOMPO認知症エッセイコンテスト 後期優秀作品 受賞

「ゆっくりの部屋」ピアサポーターの元永まさえ さんが上記エッセイコンテストの後期優秀作品に選ばれました!ぜひご覧ください!

ご来所いただく際には、来所前日までにお電話にてご予約ください。06-4303-3301

ゆっくりの部屋にはご利用料金はございません。誰でもご自由に出入りいただけます。

決められたプログラムなどはありませんが、ピアサポーターとともに社会活動をサポートいたします。

ゆっくりの部屋

(大阪市認知症の人の社会活動推進センター)

社会というのは、人がともにいることから始まります。同じ場所に同じ時にいるだけでは、必ずしも、ともにいることは成就されません。ともにいるためには、それぞれの人が出合い、ともに成すことを見つける必要があります。

大阪市が掲げた「認知症の人がいきいきと暮らし続けることができるまちづくり」の実現に向けて、認知症の人の生きがいや居場所づくりを支援し、認知症の人の社会活動を推進するための拠点が「ゆっくりの部屋(大阪市認知症の人の社会活動推進センター)」です。


「ゆっくりの部屋(大阪市認知症の人の社会活動推進センター)」は大阪市福祉局による「認知症の人がいきいきと暮らし続けるための社会活動推進事業」の業務委託を「公益社団法人 認知症の人と家族の会」 が受託しています。

きく

人の話を聞くというのは、簡単なようで、実はとてもむつかしいことです。「きく」という日本語は、「聞く」「聴く」「訊く」「効く」「利く」というように漢字ではいろんな意味を表します。悩みや迷い、苦しみや悲しみを抱えた人にとって、どのような「きく」がこころを和らげてくれるのでしょうか。私たちは、悲しみや苦しみを抱えながらも、仲間の話を「きく」ことのできるピア・サポーターの役割が大きいと考えています。


認知症という事柄の当事者として、認知症の人の相談相手になるのが認知症ピア・サポーターです。

「ゆっくりの部屋」で落ち着いた雰囲気の中、当事者同士の話を深め、社会へと一歩踏み出す勇気を育てましょう。あなたはもう一人ではなく、力強い仲間が一緒です。

まちライブラリーの読書会の光景

よむ

現代社会は情報化社会です。認知症についても多くの情報が流布していますが、読書を通じた知識の獲得は一時的ではなく継続的に蓄積していくことが可能です。「ゆっくりの部屋」では、市民が本を持ち寄り公開する「まちライブラリー」のシステムを導入し、認知症に関する本を集めた「いきいき認知症まちライブラリー」を開設しています。認知症の人自身が書いた本、認知症の人と共に生きようとする人が書いた本、認知症についての医療や福祉の立場から書かれた本など、認知症に関心を持つ人たちが本を片手に、ゆっくりと丁寧に話し合う素敵な場所にしましょう。

ゆっくりの部屋で紙芝居作り

はなす

自分の思いを「はなす」こと、しっかりと聞いてくれる人を相手に「はなす」ことには大きな意味があると言われています。言葉にすることで、自分を悩ませ苦しめていた事柄の輪郭が明確になり、それと一定の距離をもって冷静に考えることが可能になるからです。

また、人と対話を重ねるうちに、自分とは違う人の考えと出会うことで、考えを練り直すきっかけにもなります。誤解に基づくぎくしゃくした関係をほぐして新しい形に編みなおすこともできます。認知症の人が社会活動を積極的に進めるうえでも、認知症の人を理解するための話し合いが大切な意味を持っています。

「ゆっくりの部屋」では、認知症の人を含めた多様な人たちの間で、ていねいな対話を進めていきます。