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有機元素化学とは？

炭素・水素・窒素・酸素など少数の元素が中心となる有機化学をベースにしながら、ホウ素やケイ素、フッ素といった「普通の」有機化学では扱わない典型元素を組み合わせることで、既存の有機化合物・高分子化合物には無い斬新かつ革新的な機能・性質・特性を持つ物質群を生み出す、有機化学と無機化学の境界領域にある学問分野です。そのためには、一般的な有機化学・高分子化学・材料科学の知識や技術を基本に置きつつ、個々の元素固有の性質（元素の個性・元素特性）の深い理解が必要となります。

　また、世界初の分子・物質を生み出すので、分子設計や性質評価には量子化学計算を始めとした理論化学的手法、およびＸ線結晶構造解析などの機器分析化学のスキルをフル活用する必要があります。

元素・分子の気持ちになって考えながら実験することが大切です。

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