二連マニフォールドラインを2~3名に1台ずつ用意しています。VIDETEC、ラブディポット等、いくつかのガラス製作所のものが混じってます。ガスラインの終端側には矢沢科学の逆止弁を付けていますので空気の逆流は心配要りません。
テクノシグマのUCリアクター1台&EYELAの低温恒温槽1台があります。低温実験は基本的にこれらで行いますが、液体窒素を使うこともあります。
テクノシグマのオイルバスです。正確な温度設定が必要な加熱実験の際に用います。伝統(?)のガス風船も現役です。200度以上に加熱する場合は特殊オイルを使った専用オイルバスを使っています。
EYELAのアルミブロック加熱スターラーです。オイルフリーなので便利・安全です。
ロータリーエバポレーター3台(2~3名に1台)。エバポの冷却水が変な色してますが、ラジエーター用冷却水の色です(合成した色素の色ではないです)。
コンビニエバポです。歴戦の戦士のため、覆いが溶媒でやられてしまってますが能力は確かです。サンプル管に合成した化合物を回収する際に用います。
加熱還流時に用いる、冷却水循環装置です。
Biotage, Isolera One の自動カラムです。
関東化学のソルベントサプライシステムです。脱水・脱酸素溶媒を安全・簡単に利用できます。有機金属反応によくつかうTHF、ジエチルエーテルに加え、カップリング反応等に繁用するトルエン、ルイス酸や酸化剤の反応に必須の塩化メチレン(DCM)を揃えています。
最大スケールの分取GPCカラム(2連)付のJAI LC-9204。最新型(2024年時点)のJAIGEL 2HR Plusカラム付きで、一周10~20分で終わるので分取作業は大忙しになります。
もちろんクラシカルなオープンカラムも使います。4年生がラジカルリガンドの原料を分離しているところ。
4年生が合成したホウ素化合物を減圧蒸留しています。湿気に弱いのでアルゴン下で蒸留釜へ移送、そのまま真空ラインを使って蒸留しました。
島津の静電気除去装置。これがないと精密な重さは測れません。
各実験台には真空ポンプを備えています。ULVAC製ガストラップ付き
光学活性な化合物を分離できます。分取・分析兼用
600 MHz、1H-19F-LFの三重共鳴プローブ付です。ヘリウム回収ラインも完備しています。
VariMax Mo 光源付のRigaku製X線回折計です。
Thermo製 ESI & APCI-TOF-MSです。APCIで使うことが多いです。
島津の最新型DSCです。液晶の相転移や高分子のガラス転移を測定しています。
島津の最新型TG-DTA装置です。化合物の熱安定性を評価できます。
JASCOの分光光度計です。合成した化合物の吸収スペクトルの測定をします。NIR(2700 nm)まで測定可能です。
分子設計や物性評価にはGaussianやOrca, GAMESS等を用いた理論計算を導入しています。
島津の分析用GPC。高分子の分子量を測定することができます。
酸化還元電位を測定できます