他のエネルギー源以上に、人によるコントロールが必要。
福島事故以降、多くの安全対策がなされているけれども、それを超えるまたは予期しない重大な事故が起こった時には取り返しがつかない。
いくら安全性を高めても、事故を起こす確率はゼロにはできない。万一の際、非現実的な避難計画では対応不能、そもそも避難計画はゴメンと思う人も多いのでは。
経済性は、他のエネルギー源よりも優れているか、トップレベルにある。
けれども、安全性対策や、放射性廃棄物の処理で費用がさらにかさむ可能性があるので、経済性はさらに低下する方向。
事故を起こさない前提ならば、温室効果ガスの排出は少ないので良い電源。
しかし、もし事故が起こったら、現在日本の発電所の立地を考慮すると、ほとんどの範囲が原発事故の影響を受ける可能性がある地域。つまりほとんどの地域で真剣に事故時の避難計画や対応をよく考えねばならない。
使用済燃料や放射性廃棄物の処分方法が決まっていない。今のままだと、人が近づけられるところにあり、事故時のリスクが大きい。けれども、たとえ地中深くに埋めれたとしても本当に大丈夫?
事故があれば使用済燃料・放射性廃棄物から放射能が環境に大量放出される可能性もある。
原発及びその周辺技術には、核兵器転用の懸念がある。
日本や韓国、ドイツなどでは原子力を真面目に平和利用しているが、イラン・イラク・北朝鮮など一部の国では軍事利用を狙っている。
①事故は起きるかもしれないが、日本にとって原発は欠かせない(国力発揚)
②原発抜きで日本の電力需要は賄えない(基幹電源)
③経済性は成り立つ
④原発は、CO2を排出しないクリーンエネルギー
①原発の事故は他の発電技術とは段違いの規模
②原発抜きで電力需要を賄える
③経済性も成り立たない
④原発はクリーンエネルギーではない