おおいた
モダニズム建築研究会
大分県建築士会 大分支部 青年部 まちづくり班
大分県内には、戦後に建てられた多くのモダニズム建築が存在していますが、その建物価値が評価されないまま解体されていくものも近年見受けられます。大分県建築士会大分支部青年部まちづくり班では、現存する建物の調査及び記録を行い、大分に存在した建築文化を後世へ適切に継承していく取組を行っています。本ホームページは、その成果を公表するものです。
大分市府内町 1964年建設
大小30数件の物販・飲食その他商業施設と住宅が入居する複合建築。かつて南側に20あった店舗を現敷地の土地と等価交換することにより建設された。現在は7名のオーナーにより区分所有されている。
由布市湯布院町 1972年建設
長年、湯布院映画祭のメイン会場となるなど、湯布院の地元住民に親しまれてきた。2021年3月閉館。
2022年に解体済。
大分市大津町 1964年建設
住宅供給公社が所有する賃貸住宅。1階部分がテナントとなっており、かつては地域住民の生活に必要な商店などが入居していた。
※現在は使われていない
大分市中島町 1966年建設
住宅供給公社が所有する賃貸住宅。階段室を境に、左右の各住戸が半階ずつスキップしている珍しい設計。
※現在は使われていない
大分市城崎町 1959年建設
土地開発公社のオフィスビル。現在も建物を使用中である。東側のガラス張りの階段室が特徴。南側を増築している。
大分市城崎町 1971年建設
複合オフィスビル。竣工時は、北側を大分県婦人会館、大分県消費者センター、南側を大分県住宅供給公社が使用していた。※2022年解体済
~過去雑誌のアーカイブ~
大分県建築士会40周年記念誌
1992年に大分県建築士会が作成した記念誌です。
1951年から1992年にかけて、大分県内で建設された優れた建築物を建設年別に取りまとめたものです。
今はもう現存しない建築物も多く収録されており、重要な建築歴史資料です。