滋賀医科大学 生理学講座 生体システム生理学部門(小川 研究室)

Department of Systems Physiology, Shiga University of Medical Science (Ogawa lab)

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研究紹介

「意欲」「やる気」は、目標を達成するために必須の脳機能です。適切な意欲は、各個体が「生き抜く」こと、ひいては、種の繁栄に影響します。一方、ヒトで意欲が低下したうつ症状や、意欲が異常に亢進した依存症は、大きな社会問題になっています。つまり、意欲機能を正確に理解し、その理解に基づき改善できれば、社会的インパクトも大きいでしょう。そのためには、「意欲を担う神経メカニズムを生物学的に精緻なレベルで解明し、そのメカニズムに基づいた精神疾患の理解が不可欠」です。従来、このような研究は困難でしたが、近年の神経科学分野の著しい発展により「意欲を担う神経機構を、科学的に精緻なレベルで解き明かせる時代」が到来しています。

小川研究室は、神経科学、生理学、心理学、情報科学、臨床医学などの統合的アプローチにより、従来のアプローチでは解明できなかった「意欲の生物学的神経基盤やその計算アルゴリズム」を明らかにします。それにより、意欲障害症状の理解やその新しい診断法・治療法の革新を目指します(その他、意思決定や注意などについても研究しています)。

News

2023年3月 期待がはずれてもそれを乗り越えるためのドーパミンの新しい役割について、論文を発表しました。

論文はこちら。Ishino et al, & Ogawa, Science Advances, 2023.

私たちが解説した日本語のプレスリリースはこちら(右絵)

読売新聞朝日新聞、Yahoo!ニュース、日本経済新聞、産経新聞、NewsPicks、ABEMAヒルズなどで、報道されました。JST news (JST広報紙)6月号Neuroscience News(英語)、JST Science Japan(英語)で取り上げられました。

2024年の主な活動

4月 野々村さんが、特定講師として着任しました。川村さんが、博士過程の学生として加わりました。「ラボメンバー」を更新しました。

3月 小川が、Gordon Research Conference (Basal Ganglia)@Venturaでポスター発表を行いました。多数の海外研究者と知り合うことができました。

月 小川が、京都大学ELPプログラムで講義を行いました


2023年の主な活動

11月 小川が、京都大学 こころの科学ユニット こころサイエンスカレッジ「動機〜選考・感情〜」で講義を行いました

11月 北米神経科学学会 SfN2023 in ワシントンDCで、ポスター発表(2件)を行いました。

11月 近畿生理学談話会@大阪大学で、石野さんと向平さんが口頭発表を行いました

11月    石野さんが、助教に着任しました。

10月    小川が、生理研のシナプス研究会2023@鹿児島で、招待講演を行いました。

10月    石野さんが、滋賀医科大学(同上部門)に特任助教として着任しました。

10月    小川が、滋賀医科大学 生理学講座 生体システム生理学部門(旧 細胞生理学部門)に教授として着任しました。

月 小川が、Science Cafeで講演(Zoom)を行いました。350人以上の方に参加していただきました。

9月 小川が、共創の場形成支援プログラム「令和私塾」で講演を行いました。

8月    小川が、日本神経科学大会@仙台のシンポジウムで、シンポジウムをオーガナイズし、講演を行いました。シンポジウム名:なぜその行動を選ぶのか?―意思決定を担う神経回路研究の最先端― 」。その他、ランチョンでも講演、またポスター発表を3件行いました。

7月 竹内大吾先生(東京大学大学院医学研究科)のセミナーを主催しました。

6月 サロン・ド・脳(第7回、四本裕子先生)を開催しました。

3月  SKプロジェクトが終了しました(5年任期)。

3月  小川が、京都大学の濱口先生と共に、日本生理学会大会@京都のシンポジウムオーガナイズし、講演を行いました。シンポジウム名:不確実な外界環境に適応する動的神経機構:次世代の生理学研究」

3月 石野さんの論文の内容が、読売新聞朝日新聞、Yahoo!ニュース、日本経済新聞、産経新聞、ABEMAヒルズなどで、報道されました。プレスリリースが京大のトップページで紹介されました。

3月 石野さんが筆頭著者の論文を、Science Advances 誌に発表ました。プレスリリース(日本語解説)はこちら

3月 小川が、学術変革領域研究(B)「あいまい脳」の班会議で、招待講演を行いました。

月 小川が、同志社大学心理学部(ホスト:田中 あゆみ 先生)で、招待講演(+特別講義)を行いました。150人程度の学生さんなどに参加していただきました。心理学部の皆さんだけあって、心理学的な面白さに共感していただけたようなのが、私にとって何よりの喜びでした。


2022年の主な活動

12   小川が、生理学研究所研究会(大脳皮質を中心とした神経回路:構造と機能、その作動原理)で、招待講演を行いました。

11   石野さんと向平さんが北米神経科学学会 SfN2022 in サンディエゴで、それぞれ筆頭著者のポスター発表(2件)を行いました。ポスターには、若い研究者のみならず、大物研究者も次々と訪問してくださり、とても有益な議論ができました。国際的な場で発表し議論することの大切さを、認識し直しました。

10   石野さんが筆頭著者の論文のpreprintを発表しました

7月 石野さんと向平さんが、第45回日本神経科学大会(Neuro2022@沖縄)で、ポスター発表を行いました。

6月 小川が、九州大学 理学研究院(ホスト: 松尾 直毅 先生)で講演を行いました。

6月 小川が、創発的研究支援事業の公開シンポジウム「融合の場」でプレゼンを行いました。

月 小川が、同志社大学 脳科学研究科(ホスト:御園生 裕明 先生)で、講演を行いました。

5月 小川が、鹿児島大学 医歯学総合研究科(ホスト:奥野 浩行 先生)で、講演を行いました。

月 小川が、神戸大学 医学研究科(ホスト:古屋敷 智之 先生)で、講演を行いました。

月 小川が、オンラインセミナー(ホスト:東北大学 筒井 健一郎 先生)で、講演を行いました。

    小川が、Development and plasticity of neural systems 国際シンポジウム, virtual conference)でショートトークを行いました。

3月    小川が、JSTの創発的研究支援事業(合田パネル)の成果報告会で、発表を行いました。非常に刺激的で、個性豊かな研究発表が多く、創発的研究支援事業が今後もぜひ続いて欲しいと感じられる「ボトムアップの」報告会でした。